『映像研には手を出すな!』の大ヒット御礼舞台挨拶が10月10日(土)に都内で行われ、齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が登壇した。

9月25日(金)に公開された本作だが、今回の舞台挨拶には浅草みどり役・齋藤飛鳥、水崎ツバメ役・山下美月、金森さやか役・梅澤美波の3人が劇中の制服衣装で登壇。本作として観客の前に立つ初のイベントとなった。

冒頭で齋藤は「お客さんの前に立つことが久々すぎてワクワクしています」、山下は「映画館にたくさんのお客さんが入っている・・・すごく久々に見たなって感じでうれしいです」、梅澤は「お客様を目の前にすることが久々すぎて、3人とも変な高ぶり方をしていたんですけど(笑)生で拍手をいただくことがこんなにものなんだと改めて実感しております」とそれぞれの思いを語った。

“最強の世界を作りたい”という齋藤演じる浅草の思いから始まる本作にちなんで、“最強だと思った●●”を聞かれた3人。齋藤が「私たちのマネージャーさんも最強の人たちが集まってくれています。会話しているときに突然泣き出して、急に変なポーズをし、変に終わるというネタがあり、それを提供してくださったのがマネージャーさんなんです。乃木坂46、9年やってますけどネタを提供してくださるマネージャーさんはなかなかいない」と明かすと、山下は「食の好みも熟知してくださって、今日の楽屋も好きなものしか置いてない。生ハムとチーズとナッツ。ありがたいです」と笑顔でコメント、梅澤も「おかげで私たちのテンションをキープできていた」と感謝の気持ちを語った。

一方で山下は「3人の絆」が最強だと語り、「映像研がなかったら絶対に3人で集まることもなかった。お互いのことも知れて、素晴らしい3人組になれた」と笑顔を見せたが、斉藤は「どうも山下は私のことを同等の人間だと思っている。いいんですけど、“何年先輩?”っていうのは逐一言い聞かせないと」と“先輩らしい言葉”で引き締めたが、「尊敬の意味も込めてお友達だよねと笑顔で続ける山下に、梅澤からは「私は尊敬を第一に接しているので・・・あの人はちょっとね」とツッコミが入り、会場を盛り上げた。

また、梅澤は「浅草みどり」が最強と答え、「浅草が(齋藤)飛鳥さんのいろんな面を引き出した。浅草がいたから見れた一面だと思ったので、乃木坂の歴史に残る貴重な映像だと思います」と断言。これには齋藤も「浅草をやったからこそ破れた殻があったのでありがたいです」と語った。

ここで齋藤から山下と梅澤に感謝状をサプライズで贈呈。山下は「山のおもしろいところをたくさん発見できたのが映像研の大きな収穫でした。後輩で年下なのに、一生懸命ついてきてありがとう」とコメントが寄せられると、「うれしい。家宝にします!」と笑顔で受け取った。「本当に!?え、ウソでしょ!?」と驚きを隠せない梅澤に齋藤は「いつも母親のような包容力とその大きな体で包んでくれてありがとう。梅を見て学ぶことはたくさんあります。これからも私においしいものをたくさん食べさせてください」とコメントした。

さらに山下と梅澤から齋藤にサプライズでプレゼントが贈られ、「飛鳥さんが一番喜んでくれるもの」という山下たちから自信をもってプレゼントしたのは「最強の赤身肉」。これには「え~、やったー!」と満面の笑みを浮かべる齋藤。フライパンもプレゼントされ、笑顔が止まらない齋藤に山下は「久々に見ました。飛鳥さんのこんなにテンションが上がった姿」と喜んでいる様子だった。

最後に梅澤は「苦労して撮影した期間が実ったと思います」、山下は「(この作品で)たくさんの人に出会って自分自身も変わったし、もっともっとがんばりたいという気持ちも強くなりました」、齋藤は「私たち3人にとってもすごく大切な作品になりました。最強の視聴者として広めてくださったから3人がここに来られたと思っています。これからも映像研、何か活動できれば私たちもうれしいので、応援を引き続きお願いしたいです」とメッセージを送った。

「月刊!スピリッツ」にて連載中の原作は、虚実入り乱れた個性的な世界観と“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の青春冒険譚を描いた人気コミックを実写映画化した本作。「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者の主人公・浅草みどり役を演じるのは齋藤飛鳥。俳優一家に生まれ、親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様・水崎ツバメ役に山下美月。その2人の才能を管理し、金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女・金森さやか役を梅澤美波が演じる。監督は英勉。映画公開に先駆けて、4月よりTVドラマシリーズが放送された。

映画『映像研には手を出すな!』は全国で公開中!
監督:英勉
原作:大童澄瞳「映像研には手を出すな!」(小学館 「月刊!スピリッツ」連載中)
出演:齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波/小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、松﨑亮、桜田ひより、板垣瑞生、赤楚衛二、鈴之助、出合正幸、松本若菜、山中聡、浜辺美波/髙嶋政宏
配給:東宝映像事業部
©2020 「映像研」実写映画化作戦会議
©2016 大童澄瞳/小学館