スタジオライカ最新作『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』の予告編、場面写真、メイキング写真が解禁された。

『コララインとボタンの魔女』、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』など超絶技巧のアニメ表現で世界を魅了するスタジオライカの最新作。自分勝手で風変わりな英国紳士が、もっと変わった生きた化石を“秘密の相棒”にして、人類の《失われた環(ミッシング・リンク)》の謎に迫る。美しい圧巻の映像と想像を超えるエモーショナルな冒険物語が、人種や個々の違いを超えた“大切な友情”を教えてくれる。ヒュー・ジャックマン、ゾーイ・サルダナ、ザック・ガリフィナーキス、エマ・トンプソンらが声優として参加する。

今回、ストップモーションアニメとCG技術の見事な融合を確認できるメイキング映像が解禁された。本作でメインの撮影技法として用いられている“ストップモーション”は、対象物を小刻みに操作して、個々にコマ撮りを行うことで、連続して再生したときに対象物が動いているように見せる超アナログな撮影法。映画の世界で最初に使われた、最古の「特殊効果」でもあり、ライカでは、1秒毎に24枚のポーズをアニメーターが創作している。本作では、映画全体の映像処理だけで、1億1200万時間(1万2785年相当)という途方もない時間が費やされている。

しかし、ライカの凄さはそれだけに留まらない。100年以上も前から使われてきた技術を巧みに操りながら、それに最先端技術を融合させることで、CG要素が入ったハイブリッド映画を生み出した。これにより、15年間に渡って観るものすべての人を驚かせる驚異の作品を生み出してきたのだ。創設以来、3Dプリンターやモーション・キャプチャーなどあらゆるテクノロジーを積極的に導入してきた中でクリス・バトラー監督は「できることは何でもしたい。必要なものは全て揃っている」と明かしている。

そんなライカの最新技術の秘密に迫るメイキング映像では、VFXやCG技術を駆使しながらも、1コマずつそれでいてエネルギッシュに動きまわるキャラクターに合わせて、彼らの生きる世界に、奥行きと彩りが添えられていくのがよく分かる。VFX監督を務めるスティーブ・エマーソンが明かす解説コメントも興味深い。ストップモーションという「過去からの遺産」と最新の「未来の技術」の相互作用によって、ライカのユニークな作品は創造されている。

メイキング映像

映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は2020年11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督・脚本:クリス・バトラー
声の出演:ヒュー・ジャックマン、ゾーイ・サルダナ、ザック・ガリフィナーキス、エマ・トンプソン
配給:ギャガ
©2020 SHANGRILA FILMS LLC.