小山ゆうじろうによるギャグ漫画を実写映画化した『とんかつDJアゲ太郎』がマカオ国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門に正式招待され、海外プレミア上映されることが決定した。

物語の舞台は東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」。主人公、勝又揚太郎はその三代目の跡取り息子だが、父・揚作の元、キャベツの千切りの毎日。ある日、弁当の配達で渋谷のクラブへ。はじめて訪れたその場所で音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感。お調子者のアゲ太郎は“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。しかし、豚肉にも触ったことがない、DJ機材にも触ったことのないアゲ太郎の道のりは一に勢い、二に勘違い、三は運命の出会い!?と爆走爆笑のハプニングだらけ。アゲ太郎は果たして「とんかつDJ」になれるのか?気分がノッて、アガって、大爆笑。満腹絶倒コメディ映画が爆誕した。

今回、本作『とんかつDJアゲ太郎』が、第5回マカオ国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門へ正式出品作品として招待、海外プレミア上映されることが決定した。マカオ国際映画祭は12月3日~8日[現地時間]に開催される。過去に日本からは、矢口史靖監督の『サバイバルファミリー』、滝田洋二郎監督の『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』、三池崇史監督『初恋』などの作品が同映画祭に参加し、日本映画の素晴らしさをアピールしてきた。そんな中、日本のソウルフード“とんかつ”を引っさげ、東京の中心“渋谷”から飛び出した「とんかつDJ」が、ついに海外フェス(※フィルムフェスティバル)デビューをはたす。

今回、『とんかつDJアゲ太郎』が選出されたスペシャルプレゼンテーション部門は、世界の新しいエンタテインメント系の優れた作品として選ばれた約1,000本の中から選ばれた6本が特別上映される部門で、日本からは本作のみが上映される。今年のマカオ国際映画祭は「A Celebration of Life & The Big Screen(生命と大スクリーンの祝宴)」を掲げ、劇場の最高の音響と巨大スクリーンでの映画鑑賞体験の魅力をテーマにしているだけあり、全67曲の最強プレイリストを誇る『とんかつDJアゲ太郎』としては、海外のお客さんに対してその魅力を存分にアピールし、映画館を音楽フェスのようにアゲアゲな空間に変えてしまうこと間違いなしだ。

本作の選考理由として、マカオ国際映画祭のアーティスティック・ディレクターであるマイク・グッドリッジ氏は「この映画に私たちが惚れたのは、独特な日本文化を取り入れた心温まるコメディでありながら、中国、マカオの観客の心もつかむと思うからです。若手キャストが一生懸命で、怒涛の音楽と美味しそうなとんかつ要素が何とも言えず魅力的にマッチしているからこそ、マカオ及び海外でヒットすると信じています」とコメントしている。

北村匠海(勝又揚太郎)コメント

マカオ国際映画祭に本作を選んで頂き光栄に思います。 音楽という世界共通言語を通じて、この映画の良さが、国境を超えて広まって行くことがとても嬉しく思います。 そして''JAPAN''の中心とも言える渋谷の今を切り取れた作品でもあります。 アゲアゲなバイヴスが届くことを願っています。

二宮健(監督・脚本)コメント

アゲ太郎が、マカオ国際映画祭で、ついに海外フェスデビューを果たします!とんかつDJは、フロアと豚肉に続き、マカオの地をアゲられるか!? この作品をマカオに招待して頂けること大変光栄に思います。とても楽しみです!よろしくお願いします。

二宮健監督

映画『とんかつDJアゲ太郎』は全国で公開中!
監督・脚本:二宮健
出演:北村匠海、山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類、前原滉、池間夏海、片岡礼子・ブラザートム、伊勢谷友介
配給:ワーナー・ブラザース映画
©イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会