「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」の公開ゲネプロと囲み取材が11月18日(水)に草月ホールで行われた。

1980年から「3年奇面組」として、1982年からは「ハイスクール!奇面組」として週刊少年ジャンプに連載された学園ギャグマンガの金字塔であり、1985年にはTVアニメ化された誰もが知る懐かしの大ヒットコンテンツを2017年と2018年に舞台化。鬼才・なるせゆうせいの手腕で往年のドタバタコメディーとして復活。舞台化第三弾となる本作でも、平野良、寺山武志をはじめとする奇面組メンバーや熱血教師・事代作吾役のなだぎ武が続投。ヒロイン・河川唯役に乃木坂46の一期生、愛されキャラの和田まあやが初のキャラクター作品に挑戦。伝説の舞台がさらにパワーアップして帰ってくる。

ゲネプロ後の囲み取材に登壇したのは、出演する平野良、寺山武志、もう中学生、高木晋哉、井深克彦、和田まあや(乃木坂46)、なだぎ武、演出を担当したなるせゆうせい。

第一弾・第二弾に引き続き出演する平野は「3回もできるなんて夢のよう。最高の逸材が入ってきたので」と、本作から参加の和田に話を振ると、ほかのキャストはそろって「ありがとうございます!」と声をかけ、和田は「急に、やめてください!(笑)」と笑う場面も。その和田は「やっている最中はアドレナリンであっという間だったんですけど、終わったら披露が・・・。ライブより疲れたくらい、全集中して(笑)すごい楽しかったです」とコメント。

同じく初参加となる井深は「まさか自分が参加できるようになるとは、うれしいような・・・」とコメントし、なだぎがすかさず「悲しいような・・・(笑)」とツッコミを入れ笑いを誘った。井深は笑いつつも「受けて間違いなかったかなと不安だったんですけど千穐楽までには・・・」と言葉を濁し、さらなる笑いを誘った。

また、「1・2・3とやってきて、3が一番ボケ数が多いと思っています。出演しながらもそれが楽しみ」という寺山、高木は「明らかに回を追うごとにセリフが減ってきて。出れてよかったです」と悲観的な感想を明かしつつも出演を喜んだ。

第一弾のときは原作漫画を参考にメイクしていたという平野はすでに慣れたようで「自分でやってます」といい、井深は「まゆげを濃くする勇気がないのでメイクさんにやってもらってる」と明かした。

乃木坂46で活動している和田だが、「普段は髪の毛をピンクにできないし、メイクが濃いのも(できない)。もっと濃くしていいんだと思って、アイラインをいつもより濃くしました」とメイクの違いを明かした。

そんな和田には“普段では体験できない?”という質問が飛び、「稽古からみんな変。なんて楽しい現場なんだろう」と笑顔を見せた。また、本作ではヒロインを演じている和田だが「うれしいと思ったんですけど、セリフを覚えられるか心配でした」と吐露。同じ乃木坂46メンバーの舞台経験者からは「『もう覚えた?』って気にかけてくれて。『頑張ってるよ!』っていうのを見せたいです」と意気込みを語り、「伊藤純奈ちゃんとか、樋口日奈ちゃんとか、舞台の経験が多い方は声かけていただいて。今日もゲネ前に連絡をいただいて支えられています」と感謝の気持ちを口にした。

また、平野は「この時期に新メンバーを迎えて第3弾。今回が最後でしょう(笑)チーム一丸となって最後まで駆け抜けれたらいいなと思います」と冗談を交えつつ意気込みを語った。

【写真・文/編集部】

「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」は2020年11月18日(水)~23日(月・祝)に草月ホールで上演!
©新沢基栄/集英社・2020舞台「ハイスクール!奇面組3」製作委員会