HIKARI監督『37セカンズ』


今年度公開作品の中から将来性のある新人監督を選出して贈られる『新藤兼人賞』の2020年度の受賞者が決定した。

協同組合 日本映画製作者協会は、今年度公開作品の中から将来性のある新人監督を選出し、『新藤兼人賞』金賞・銀賞を贈る。2020年度は187作品が選考対象となり、最終選考監督9人を発表。その中から、金賞、銀賞の受賞者が決定、プロデューサー賞の受賞者が決定した。第25回授賞式は12月4日(金)に開催される。

2020年度「新藤兼人賞」受賞者(作品)

金賞:HIKARI監督『37セカンズ』
銀賞:内山拓也監督『佐々木、イン、マイマイン』
プロデューサー賞:岡本英之、高田聡、山本晃久『スパイの妻<劇場版>』

日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点からその年度で最も優れた新人監督を選ぶ『新藤兼人賞』は、他の映画賞とは全く違う選考基準を持ち、現役プロデューサーのみが審査員をつとめる日本で唯一の新人監督賞。今年で25回目を迎える本賞は「新人監督たちを発掘、評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に「最優秀新人監督賞」として始まり、2000年より“日本のインディペンデント映画の先駆者“である新藤兼人監督の名前を冠した現在の名称となった。