オールスターキャストが贈る逆転連発エンターテインメント『騙し絵の牙』で主演を務める大泉洋のインタビュー映像と場面写真が解禁された。

塩田武士が俳優・大泉洋を主人公にあてがきし、話題・評判ともに世間の注目を集めたベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫刊)を吉田大八監督により実写化。主人公の雑誌編集長・速水役には、もちろん本作の主人公としてあてがきされた俳優・大泉洋。大泉と映画初共演で吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優の他、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。それぞれがクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じ、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルが誕生した。

日経エンタテインメント!の「2020年版タレントパワーランキング」で男優部門第1位、まだ記憶に新しい「第71回NHK紅白歌合戦」での白組司会、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など、もはや国民的俳優として揺るがない地位を築いたと言っても過言ではない活躍振りの大泉洋。興収30億円超えの『新解釈・三國志』などでの究極のボヤキを連想する人も少なくないだろうが、今度の大泉洋は違う。大泉洋に日本中がダマされる。

売上低迷で崖っぷちの大手出版社に現れたビックマウスな男・速水(大泉洋)。しかし、その笑顔の裏には“とんでもない“もうひとつの顔が、隠されていた!新人編集者・高野恵(松岡茉優)を他の編集部から引き抜き、文学への熱意に溢れる彼女を焚き付けながら、イケメン作家(宮沢氷魚)、大御所作家(國村隼)、人気モデル(池田エライザ)らバラエティ豊かなクセモノたちを手玉に取り、自由な発想と天性のトーク術で、自身が編集⻑を務める雑誌「トリニティ」を大きく売り出すための企画を次々仕掛けていく・・・。

今回、解禁された場面写真では、伝統ある文芸誌編集部の一員として誇りを持って働いている高野の実家である書店に突然訪れた速水や、社内で改革派の急先鋒に立つ東松を演じた佐藤浩市の姿も切り取られている。また、インタビュー映像では、本作の撮影を振り返っている。

インタビュー映像

――速水を演じて
「監督とも話して、とにかく“何を考えているのかがわからない”という人を意識していました。彼なりのポリシーや真実があるのでしょうけど、飄々としていて、まわりには本音がわからないという人を意識しましたね」

――松岡茉優さんとの共演について
「子役からお芝居をされているキャリアのある方なので、とても安定感がありました。
これまでの共演では今回ほど絡みのない役どころでしたので、今回改めて『しっかりしているな』と。現場の雰囲気もとにかく楽しくしてくれますしね。松岡さんはいつも僕と話をするときに『我々は』と、僕と松岡さんをまとめて言ってくれるんです。確かに僕たちは考え方が似ているなと思います」

――佐藤浩市さんとの共演について
「ありがたいことに、僕の短い役者キャリアの中でも佐藤浩市さんとの共演は多い方です。そして、その都度緊張するというか。とても気さくで素敵な方なので、決して周りを緊張させることはしないのですが、僕ら役者からすると佐藤浩市という存在がすごすぎて勝手に緊張するわけですよね。なんですかね、あの、とてつもなく人を緊張させるオーラといいますか。僕ら世代の『北斗の拳』でいうとラオウですよね。『来たなー!』 というね」

――「撮影中に“騙されたこと”」を問われると・・・
「撮影中に騙されるってことはなかったけれど、やっぱり監督かな。打ち合わせでお会いした際には、クールな印象で話しにくい雰囲気がありました。ところが、撮影が始まってみると大変話しやすいし、テイクも多いと聞いていましたが永遠に撮るということもなく。それはいい意味で騙されたなという感じでしたね。なんかファンになりますね、あの方。かわいいんだよね。一見、クールに見えるのですが、暖かくて 気づかいのある方だったので、いい意味で騙されていたなと思いましたね」
また「本当に楽しい現場で、とても充実した楽しい日々でした」とも語った。

映画『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)より全国で公開!
監督:吉田大八
原作:塩田武士「騙し絵の牙」(角川文庫刊)
出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ/斎藤工、中村倫也、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也/國村隼、木村佳乃、小林聡美/佐藤浩市
配給:松竹
©2021「騙し絵の牙」製作委員会

【文/片岡由布子】