『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』の完成記念トークイベントが1月20日(水)に都内で行われ、西銘駿、飯島寛騎、醍醐虎汰朗、立石俊樹、ゆうたろう、板垣李光人、深澤大河、川野浩司監督が登壇した。

映画・ドラマ・舞台で大活躍中の若手俳優によるオールナイトニッポンiで配信中のWEBラジオ番組「おしゃべや」の番組パーソナリティ10人がスタジオを飛び出し、オリジナルストーリーで映画化。「ラジオしか勝たん!!」10人の“ワケアリ”男子が共同生活開始!?あなたの声、僕たちが届けます。夢に破れた10人の若者が自分自身を取り戻すべく“雨降山”へ集う。ラジオにかける彼らの思いは、人々を「ツナグ」ことができるのか?往年のJ―POPヒット楽曲カバーに乗せ、彼らの共同生活が今、始まる―。

アクリルパネルを挟みながらも仲の良さを感じさせるキャストたちだが、Webラジオ番組「おしゃべや」でパーソナリティを務めていることもあり、西銘は「作品を通じてラジオの素晴らしさだったり、思いを声に乗せて相手に届けるものの大切さを学びました。『おしゃべや』でも(飯島と)コンビでラジオをやっているんですけど、(ラジオで共演することで)すごく仲良くなったね」とコメント。その飯島も「普段繋がれないところで繋がることがラジオを通して出来ているのかな。素になれるというか、2人の世界をお届けできるので楽しいです」とラジオの良さを改めて感じた様子。

10人のメインキャストをまとめた川野監督は「めちゃくちゃ賑やかです」と振り返り、カフェの設定で置かれている食べ物を「勝手に食べようとして、美術の人に怒られたり・・・結構大変でしたね」と明かすと、立石は「(監督が)僕たちにいい意味で近い距離でいてくれたので、それに乗っちゃうし、監督も乗ってくるので賑やかになっちゃう」と返し、笑いを誘った。それに川野監督は「等身大で撮りたかったので放っておいた部分も多少はあります」と明かした。

また、劇中歌として“90年代J-POP”をキャストがカバーして披露しているが、「挿入かとか歌ったことが無かったのでめちゃくちゃ大変でした」と振り返る西銘は「(レコーディングが)3時間半予定されていて、僕6時間半やたんです。こんなに大変なんだって思ったんですけど、聞いてみて、自分の役を知っているからこそ気持ちを入れて歌ったので、映画にマッチしていたんじゃないかと達成感はあります」と笑顔を見せた。原曲はカヒミ・カリィが歌う「ハミングがきこえる」をカバーしたゆうたろうと板垣だが、「2人らしい曲だなとワクワクしました」と振り返った板垣は、実際に完成した楽曲を聞いて「原曲は女性ですが、あえて男性のキーで歌うのが不思議な感じがして、そこも2人らしいなと」とコメント。

さらに、“1番NGを多く出したのは?”という質問に、西銘以外の全員が西銘を指差し、川野監督も「西銘ですかね」と認めつつ「チャレンジはしてたんじゃないですかね」とコメントした。

最後に飯島は「見る方の世代によって感じ方が違うんじゃないかなと思います。僕らにしか歌えない『イージュー☆ライダー』を歌えたと思います。音楽も非常にマッチしているのでいろんな楽しみ方があると思います」、西銘は「本当に上映されるのかなとか不安だったんですけど、世に届けることができて奇跡だと思います。この作品は元気を与えられる作品になっていると思います。期待して待っていて下さい」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』は2021年2月11日(木・祝)より公開!
監督:川野浩司
出演:西銘駿、飯島寛騎、阿久津仁愛、井阪郁巳、橋本祥平、深澤大河、ゆうたろう、板垣李光人、立石俊樹、醍醐虎汰朗、田中真弓(特別出演)、イッセー尾形
配給:ローソンエンタテインメント
©2021「雨降ラジオ」製作委員会