幸せを追い求めたその女性は、なぜ社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのか―『哀愁しんでれら』のコラボアートが解禁された。

市役所に勤める女性が、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、優しく、裕福で、王子様のような彼に惹かれていく。不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる、まさにシンデレラとなった彼女は新婚生活を始めるが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう・・・。主人公・小春役を演じるのは土屋太鳳。監督は渡部亮平。

今回、本作の公開を記念して、各分野で活躍されているアーティストとのコラボが実現、本作を鑑賞して感じた映画の世界を各々の手法で表現したコラボアートが解禁された。参加したのは、フードコーディネーターから書道アーティスト、切り絵創作家、コラージュアーティストなどジャンルの垣根を超えた総勢7人。各アーティストの“作品に込めた思い”も併せて到着した。

森映子(フードコーディネーター・フーディーテーブルアンバサダー)

主人公小春になったつもりで小春風朝食を作りました。
でもこの妻の座は夫大悟と娘にとっては誰でも
よかったのではないか?と感じたので
大悟の手によって妻の顔を取り換えようとしている場面を
トーストアートを使って表現してみました。
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森映子

原愛梨(書道アーティスト)

3人それぞれの名前を使ってシルエットを書いてます。家族の歪んだ愛情をテーマにした作品です。
花や蝶もこの映画のキーワードで書いています。
幸せそうな家族に隠れている異常な愛の重さや不気味さ、そして衝撃のラストが近づいている様子を言葉、文字、絵を使って表現しました。

原愛梨

梅田啓介(おべんとうアーティスト)

劇中で印象的だった料理を取り入れながら、
哀愁しんでれらのイメージをおべんとうに投影しました。
おかずは、不穏なひじき、焼きすぎた焼肉、5円玉ふうちくわ、ライオンふうポテサラ(カレー味)。
食べてみると、焼きすぎた焼き肉は香ばしく、どのおかずも意外とゴハンが進むものばかり…
映画本編と同じく、中毒性のあるおべんとうに仕上がりました。

梅田啓介

切り剣Masayo(切り絵創作家 福田理代)

主人公が2人と過ごすうちに最高の幸せから少しずつ転落の方へ向かって行く様子を、
パールやドレスの布などの美しい物で徐々にがんじがらめになって行く姿に重ねて制作しました。

切り剣Masayo

ベルコルノ 伊藤雄一(ラテアーティスト)

作品の持つ美しさと狂気性が、ラテアートにした時に一番映えるように意識して絵柄と構図を考えました。

ベルコルノ 伊藤雄⼀

Q-TA(コラージュアーティスト)

劇中で印象的に描かれる「耳鳴り」のシーン。
そこから始まるドロっとした静かな狂気を表現。

Q-TA

茂本ヒデキチ(墨絵アーティスト)

この映画は実にカラフル!!
映像が色彩豊かなほど効いてくるその後の顛末。
私のこの絵はウラハラ表現として、
一番幸せなシーンを敢えて得意なモノクロで描きました。

茂本ヒデキチ

映画『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国で公開!
監督:渡部亮平
出演:土屋太鳳、田中圭、COCO、山田杏奈、ティーチャ、安藤輪子、金澤美穂、中村靖日、正名僕蔵、銀粉蝶/石橋凌
配給:クロックワークス
©2021 「哀愁しんでれら」製作委員会