大人気少女コミックを実写映画化した『ハニーレモンソーダ』でクールで自由奔放な主人公・三浦界を演じたラウールのメイキング映像と、撮影秘話たっぷりの現場レポートが解禁された。

全国のティーン女子の胸をキュンキュンさせている、今いちばん勢いのある大人気少女コミックを実写映画化した本作。<君のためにもっと変わりたい><あなたのために、もっと知らない自分に出会いたい>――金髪イケメン男子と内気なマジメ女子、正反対の男女二人が巻き起こす、大切にしたいことがたくさん詰まったストーリー。主人公の三浦界役にはSnow Manのラウールが映画単独初主演、ヒロイン・石森羽花役を吉川愛が演じる。

今回解禁されたメイキング映像と場面写真は、本編冒頭にある三浦界と石森羽花(吉川愛)の早朝の教室でのシーン。昨年9月に行われていた撮影も、この日は終盤戦。中学時代にいじめに遭い、人とうまくコミュニケーションが取れないことに悩む羽花は、そんな自分を変えるために自由な校風の八美津高校へ入学する。クラスメイトと打ち解けるため、「おはようと言う!」という目標を立てた羽花。誰よりも早く教室に行き、一人で挨拶の練習を繰り返していた所に学校イチの人気者の界が登場し、一緒に「おはよう」の練習をしてくれる…という場面だ。界のクールで何を考えているか分からないミステリアスさと、一生懸命に変わろうと努力する羽花に向き合う優しさのギャップがたまらない、界のイケメン度が炸裂したシーンとなっている。

神徳監督はラウールに「‟おはよう“のタイミング、もう少し早くね」など細かいニュアンスやセリフの間を的確に指示を出し、その都度「了解です!」と気持ちのいい笑顔で応じ、撮影前半に比べるとかなりリラックスしている様子。ラウールは単独初主演について「あまりプレッシャーを感じないようにしています」とコメントしていたが、初の大役に当初は相当緊張していたようで、クランクイン前から神徳監督と共に何度もディスカッションを重ねた。今回の映像からも、話し方や佇まい全てにこだわり、三浦界という誰しもが憧れる格好良いキャラクターへ入り込もうとする、ラウールの演技への真剣さがうかがえる。

ラウール自身が「ここまで明るい髪色にしたのは初めて。こんな派手な色が自分に似合うか不安でしたが、いざやるとテンション上がっちゃいました(笑)」という界の金髪が、朝のまぶしい光に照らされて文字通りキラキラ輝いている。また、「(界の)金髪がメインだからね。金髪に光が当たっているとすごく綺麗だから」と繰り返していた監督。界の鮮烈な登場を印象付けることがこのシーンの肝でもあるため、カメラワーク、照明には一切妥協をせず何度もスタッフと打合せを重ねた。一度ある若いスタッフにラウールの代わりに入口にたってもらうも、「やっぱり本人に入ってもらおう。身長も違うし、(スタッフの)髪型が角刈りだから(笑)」と監督。すぐにラウール本人が画に入ると、「やっぱり違うね!金髪に光が当たるのがいい!」と満足げな監督にラウールも笑顔を見せる。

メインキャスト陣の中ではラウールが一番年下で、みんなから「ラウちゃん」と弟のように可愛がられていたといい、吉川は「最初は全然目が合わないくらい人見知りな方なのかなと思ったんですけど、時々出る17歳のラウールさんの天然な姿が面白くて(笑)現場にいる人はみな、彼に癒されていたと思います」とラウールの印象を語っている。

監督はさらに界の登場シーンを盛り上げるべく、仮のドラマティックな音楽を映像にあてたり、ハイスピードを多用したりと気合十分。そこには「この映画は最初の15分で決まると思っている。ただ界くんがかっこいいだけの映画で終わらせないように、冒頭15分で観客の心をつかみ、しっかりキャラクターを見せないといけないと最初から決めていた。」という監督の熱い思いがあり、界・羽花を演じた2人もその期待に応えるべく、集中力を切らさずに最後まで演じきった。

メイキング映像

映画『ハニーレモンソーダ』は2021年7月9日(金)より全国で公開!
監督:神徳幸治
出演:ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美
配給:松竹
© 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 ©村田真優/集英社