全く異なる生き方の女性たちの自立を描く『あのこは貴族』の興行収入が1億円を突破し、併せて5月26日(水)より期間限定先行レンタル配信が開始されることが決定した。

原作は、映像業界が最も注目する小説家・山内マリコによる同名小説。監督を務めるのは、本作が待望の長編2作目となる岨手由貴子監督。主演は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」でヒロイン・駒役を好演している門脇麦、共演には、女優だけでなく、モデル、デザイナーと多彩に活動し、常にその動向から目が離せない水原希子。門脇演じる、都会に生まれ、婚活に余念がない箱入り娘の華子と、水原演じる、地方から上京し、自力で都会を生き抜く美紀。同じ都会に暮らしながら、全く異なる生き方をする2人の人生が交差したとき、それぞれが自分の居場所を見つめ、恋愛や結婚だけではない自分の人生を切り開こうとするシスターフッドムービーの新境地が誕生した。

2回目の緊急事態宣言中の2月26日(金)に公開された本作は、興収ランキング15位(初週土日:15,354,700 円、初週金土日:19,120,400 円)でスタート、同時期に邦画話題作がひしめき合う中、3月5日(金)には緊急事態宣言延長が発表され、上映回数の減少、レイトショー中止など苦戦を強いられた。しかし、SNSを中心に絶賛評が続出、「こんな映画が観たかった」、「暫定今年1位」などの感想がアップされたほか、「絶対に観た方がいい」など後押しも多く寄せられた。公開直後から開始したオーディオコメンタリーやトークイベントなどの効果もあり、リピーターが続出。

東京、大阪のミニシアターを中心に、興行収入が徐々に上昇。2週目、3週目と初週を上回った劇場もあり、公開から2
か月以上にわたる興行となった。3回目の緊急事態宣言が発令された4月25日(日)まで上映が続いた劇場もあった他、上映が終了後、再上映になるケースもあった。現在は地方を中心に上映が続き、GW中の5月5日(水)に1億円を突破。

今回、5月26日(水)から期間限定先行レンタル配信が決定した。早期に上映が終了してしまった地域や、コロナ禍で劇場に行くことが困難という方の要望に応える形となる。

期間限定先行レンタル配信

配信期間5月26日(水)0:00~8月31日(火)23:59
販売価格:HD/SD共通1,100円(税込)
視聴時間:72時間
対象配信サービス:
PrimeVideo(レンタル・購入対象)/FOD/クランクイン!ビデオ/GYAO!ストア/J:COMオンデマンド/TSUTAYA TV/DMM.com/TELASA/ひかりTV/ビデオマーケット/milplus/music.jp/U-NEXT/RakutenTV

門脇麦 コメント

私も大好きで大切な作品が多くの方に届いていること、本当に嬉しく思います。
素敵な感想や反響もいまだに沢山聞こえてきて、『あのこは貴族』が多くの方に愛される作品になったことを日々実感している次第です。
この度、先行配信も始まるそうで、さらに輪が広がっていくのかと思うとこれ以上嬉しいことはありません。
なかなかエンターテイメントの場に足を運びづらい世の中の状況ではありますが、だからこそ映画の素晴らしさや豊かさを私自身も改めて考え直す毎日です。
これからも「あのこは貴族」が愛され続ける作品でありますように。
そして1人でも多くの方にこの作品が届きますように。

岨手由貴子(監督)コメント

2月26日の公開から2ヶ月半、たくさんの方に『あのこは貴族』をご鑑賞いただくことができました。
緊急事態宣言中の公開ということもあり、公開直後は(正直)苦戦しまして、SNS上で「『あのこは貴族』、お客が全然入っていないらしい」と心配されていました…。が、リピートしてくださる方、熱い感想をあげてくださる方のおかげで、じわりじわりと客足が増え、大きな数字を達成することができました。劇場に足を運んでくださった皆さまのおかげです。
また、上映を続けてくださった劇場様、再上映してくださった劇場様にも感謝しております。コロナ禍でさまざまな判断があったと思いますが、映画を観る/観てもらう喜びを改めて感じ、そのタイミングに監督として立ち会えたことは良い経験になりました。
5月26日から先行配信も始まり、これまで上映を届けられなかった地域の方、見逃した方にもご覧いただけるようになります。今後も『あのこは貴族』が多く観客に出会えることを祈っています。

映画『あのこは貴族』は公開中!
脚本・監督:岨手由貴子
出演:門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、銀粉蝶
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会