『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』の公開直前イベントが6月15日(火)に都内で行われ、高岡早紀、市原隼人、内田理央、佐々木希、松木創監督が登壇した。

原作は第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、累計65万部を突破した五十嵐貴久の超人気サイコスリラー小説「リカ」シリーズの「リターン」。主演は、ドラマに続き“美しき魔性”高岡早紀。衝撃的なセリフ、誰もが目を奪われてしまう振り切った演技で、「リカ」ワールドへ引き込んでいきます。幼い頃から愛に恵まれなかったリカは、夫像、結婚像、家庭像に少女のような憧れと純粋さを持つ、自称28歳の女性。運命の男性に出逢った時、彼女のピュアな愛情は炸裂し、愛する人を手に入れるためなら手段を選ばない最恐の“純愛モンスター”と化していく。その狂気の愛のたどり着く先はー。

2019年のドラマ放送から、ついに今回映画化された「リカ」。主演の高岡は「まさかその時に映画化までされるなんて、微塵も思っていませんで」と驚きを表現。役柄についても「私にとってハードルが高い役」と葛藤があったことを明かし、特に「自分自身で、28歳でもないのに“28歳”と言い張ってしまう役をやっていいのかかなり悩みました。台本にちりばめられてある数々のちょっと普段は口に出さないようなセリフも本当に心配でした」と振り返った。また、「楽しくてしょうがないです!私が『雨宮リカ、28歳です』とセリフを言った時の共演者の方の顔だったり」と笑いを誘った。

そんな“サイコパス”なリカを間近で見た市原は「非常に言葉にするのが難しくて」とその独特なキャラクターの難しさを明かしつつも、「人間の根っこにある感情を擬人化したような」と意外な共通点があるといい、「(自身が演じた)奥山として、自分の境遇と照らし合わせた時に、必然的に惹かれてしまいました」と振り返ると、登壇者からは笑いが漏れた。

イベントでは、登壇者の“リカ度”をチェックする心理テストを実施。4択の質問に答える形で行われたテストで“リカ度100%”を出した高岡と佐々木。“何もかもが欲しい究極のリカ”という結果に、「リカのようにならないためには、白か黒かで結論を出さず、世の中にはグレーもあるというあいまいさを自分の中に持つとよい」というアドバイスが読み上げられると、「グレーとかあるんですか?世の中に」という高岡に、佐々木も「白か黒しか知らない」と同意。しかし、高岡は「一緒に勉強しよ!グレーはあるんだよってことを」と佐々木を誘う場面もあった。

最後に高岡は「ジャンルにとらわれない超エンターテインメント作品です。ラブサイコスリラー、ぜひ劇場で見ていただきたいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』は2021年6月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:松木創
出演:高岡早紀/市原隼人、内田理央、尾美としのり、マギー、佐々木希
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会