『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のIMAX®舞台挨拶が6月20日(日)にTOHOシネマズ新宿で行われ、佐藤健、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。

シリーズ3作品の累計の興行収入が125億円以上、観客動員数は980万人を突破し、世界100か国以上で配給されている『るろうに剣心』。5年の時を経た今年、最終章が2作連続で公開される。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く「るろうに剣心」史上最高のクライマックス。史に幕を閉じる。4月23日(金)より公開された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、本年度実写映画No.1のオープニング興収の大ヒットを記録し、『るろうに剣心 最終章 The Beginning 』が6月4日(金)より公開された。

佐藤健演じる緋村剣心の誕生日に行われた今回のイベント。観客とともに本作を鑑賞していた佐藤、江口、大友監督が上映終了後の明るくなった劇場で立ち上がると、気づかなかった観客からは驚いている様子が見受けられた。

「『The Beginning』をIMAXで見れてなかったんですよ。そうしたらたまたまスケジュールが江口さんと合った」という佐藤は「新宿をデートさせていただきました。結構堂々と歌舞伎町を2人で歩いてきたんですけど全然バレなかったです」と明かした。

今回、観客と一緒に本作を鑑賞したことについて「感じるもんね、見ている波動を」と言葉にせずとも感じるものがあったことを明かした大友監督。佐藤も「同じ作品のはずなのに、その場の空気によって感じ方が違う。全員が共有しているものがあるんじゃないかなと思います」と一人での鑑賞との違いを感じた様子。

IMAXでは映像だけでなく音もクリアに聞こえることで「もはやセリフとか足してません?(笑)」という佐藤。通常の上映では聞こえなかった声もはっきりと聞こえたようで「今日の剣心、言ってませんでした?」と驚いている様子だった。江口も「全然違うように見える。季節感とかね」と映像の違いも語った。

また、この日が剣心の誕生日であることにちなんで、自身にとっての剣心は?という質問に「大切な存在というのは変わらずに、この先違う作品とか違う役を演じているとき、距離は遠くはなるけど、確かにあった絆は変わらない。常に自分のどこかにいるそんな距離感の人かもしれない」と特別な思いがあることを明かした佐藤。

さらに、シリーズを振り返ってみての思い出は?という質問に「ありすぎちゃって。また話す時間あるでしょ。5本まとめて見るとか、オールナイトで」と、さらなるイベントに期待を持たせた江口は「まだ昔話のようにはしたくないですね」と笑顔を見せた。これに佐藤が「オールナイトやるんですか?(笑)」とツッコミを入れると、江口は「僕はいつでも来ますよ」と本作にかける愛を感じさせた。

最後に佐藤は「本当はみなさんの声とか、聴きながら話せたらよかった」とコロナ禍での公開になったことを悔しさをにじませつつ、「いつかオールナイトとかできたり、シリーズを好きなみんなでただ語り合う会とかできたら夢みたいだなと思いました。まだこの映画は映画館で見れるので、この時期を大切に噛みしめながら過ごしていけたら、もしかしたらいいことがあるかもしれないので、その時にお会いしましょう」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は公開中!
監督:大友啓史
出演:佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳/三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄/北村一輝、有村架純、江口洋介
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会