本屋大賞受賞の感動作『そして、バトンは渡された』の場面写真が解禁された。

血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生、森宮優子はわけあって料理上手な義理の父親・森宮壮介と二人暮らしをしている。今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんには愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日、娘を残して姿を消してしまう―。やがて2つの物語が交差するとき、驚きと感動が訪れる。主人公優子を永野芽郁、優子の血の繋がらない父親・森宮を田中圭、自由奔放に生きる魔性の女性・梨花を石原さとみが演じる。

今回、本作の鍵を握る3人のキャラクターの場面写真が解禁された。場面写真に写るのは、永野芽郁演じる血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子、田中圭が演じる料理上手な優子の血の繋がらない父親・森宮さん、石原さとみ演じるのは小さな娘を持ちながら夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性のシングルマザー・梨花。

永野が演じる優子は、以前から「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と母親に言われていたというエピソードもあるキャラクター。永野にとって思い入れのある役どころだけあり、複雑な家庭環境ながらも前向きに自分の人生を歩んでいく優子を等身大の魅力で演じている。また田中が不器用ながらも優子のためにいつも一生懸命で、実の父親同然に優子へ愛情を注ぐ父親・森宮さんの暖かい眼差しも写しだされている。

そして、キャリア初の母親役となる石原のカットでは、男を誘惑するかのように妖艶な笑みを浮かべる梨花の姿が。まさに魔性の女といった風貌で、母親の影が一切見えない梨花だが、どこかミステリアスなキャラクターのなかで、石原がどのような母の顔を見せてくれるのか、期待が膨らむ。

本作を鑑賞した原作者の瀬尾まいこは「とてもドラマチックな映画で、原作を書いたことなどすっかり忘れ、ドキドキしながら夢中で見ていました。出てくる人みんな愛情にあふれ魅力的で、見終えるのがさみしくなりました。素敵な映画にしていただき、ありがとうございました。」と絶賛のコメントを寄せている。本作のムビチケカード(一般 1500円(税込み))は8月13日(金)より全国の上映劇場で発売される。

そして、「2021 文春文庫 秋 100 ベストセレクション」のイメージキャラクターに永野芽郁が決定した。「秋 100 ベストセレクション」は読書の秋にあわせて、文春文庫のラインナップからおすすめの銘柄をピックアップして例年行っている文庫フェア。本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』が今年の目玉作品のひとつであることから、本作とのコラボレーションが決定し、主人公・森宮優子役の永野芽郁がイメージキャラクターに決定した。

映画化の発表以降、鑑賞前の予習としてや、謎多きストーリーに興味が沸いた多くの人が原作を手に取り、累計発行部数は90万部を突破。映画ではオリジナルの展開が繰り広げられるため、映画を観る前でも観た後でも、原作と合わせて楽しむことができる。祖父の影響で、子どもの頃から本が傍にあり、本屋さんも好きで、仕事の空き時間にはよく足を運んでいるという永野だが、イメージキャラクターの抜擢について「単純に本を読むということが好きなので『皆さんも本を読みましょうね』とか『好きな本はなんですか』と問いかける存在になれるのはすごく嬉しかったです。本屋さんはその 1 日を活気づけるところでもあるので、そこに自分の姿があると考えると、ちょっと恥ずかしい気持ちもありながらも、堂々と本屋さんに行ける気もして嬉しいです。」とコメント。

キャンペーンは、9月1日より順次、書店店頭で開催され、期間中は小冊子をはじめ店頭用パネル、ポスター、文庫のオビなどのビジュアルが展開予定。 特設WEBサイトでは優子を彷彿とさせる赤い衣装を纏った永野のビジュアルを見ることができる。

映画『そして、バトンは渡された』は2021年10月29日(金)より全国で公開!
監督:前田哲
出演:永野芽郁、田中圭、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩、安藤裕子、戸田菜穂、木野花/石原さとみ/大森南朋、市村正親
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会