最高にぶっ飛んだ映画が“極”悪党たちと共に上陸する―『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』が8月13日(金)より全国で公開される。

人類最大の危機、それは極秘の“カイジュウ”プロジェクト。終身刑の悪党たち14人がたった10年の減刑と引き換えに政府に招集された。サメ人間・悪カワ・武器オタク・水玉の陰キャ・筋肉野郎・・・の愛すべきクソやばい悪党たちは成功率0%のデス・ミッションに勝つことはできるのか!?また生き残るのは何人なのか!?人類をかけた悪党たちの戦いが始まる!

スーサイド・スクワッドはスーパーマンやバッドマンなどヒーローキャラクターを輩出しているDCコミックスシリーズのひとつ。これまでに公開された他のDC作品(例えば『スーサイド・スクワッド』(2016)、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)など)を観たことがない人でも充分に楽しむことができる作品となっている。本作は米批評家サイト“Rotten Tomatoes”で初登場100%というパーフェクトスコアを叩き出し、全米では初登場1位の大ヒットスタートを切り、世界中から注目を集めている。

また、クレイジーなキャラクターたちは豪華俳優陣でかためられ、70歳を超えてもなお鍛え上げているシルベスター・スタローンがおバカな食用旺盛の半分人間、半分サメのキング・シャークの声を担当し、虹色の水玉模様がポップなボディスーツを身に着けているが、性格は陰キャラのポルカドットマンはデヴィッド・ダストマルチャンが演じている。さらに、芯は強いが少女らしさも残っている、ネズミが相棒の悪党ラットキャッチャー2をポルトガルで女優として活動し本作が初のアメリカ映画というダニエラ・メルキオールが演じている。そして、ガン監督作品の常連であり親友でもあるサバント役のマイケル・ルーカーがカントリー調の音楽とともに、このぶっ飛んでいる物語のスタートを飾っている。ガン監督の思惑通り、本作の悪党たちは全く違う作品のキャラクターがそれぞれの作品を飛び出してきたかのように一人一人が独特のルックスをし、観客に印象を残している。

本作はバイオレンスな描写も多々あるが、華麗な手捌きで次々に敵を倒していく悪党たちに目が離せなくなり、さらに親子の絆まで組み込まれ、観ているものが飽きる隙間を一切与えない。そして、この映画の魅力はストーリーや俳優陣だけでなく、ジェームズ・ガン監督の代表作のひとつでもある『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも話題となった劇中音楽、そして“怪獣”へのこだわり。怪獣のスター・フィッシュはウルトラマンやゴジラなど日本サブカルが好きなガン監督のこだわりが詰め込まれている。

また、マーゴット・ロビー演じる超かわいいハーレイ・クインのシーンも健在で、銃をぶっぱなし、さらに今回は謎の槍を片手に次々と敵を倒していく姿に惚れてしまう。また、ジョーカーと別れ、彼氏募集中のハーレイの恋はいかに…?

特別映像ではガン監督が「みんな僕がハーレイ・クインを殺すと思ってる」と発言しておりファンには緊張のひと作品となっている。14人のスクワッドは何人生き残るのか!?アクション、コメディ、ラブストーリー?そして感動あり?!の全部あり!暑さも嫌なこともぶっ飛ばしてくれる最高のクレイジー映画となっている。

【文/片岡由布子】

映画『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』は全国で公開中!
監督:ジェームズ・ガン
出演:マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、ピーター・カパルディ、シルベスター・スタローン、ヴィオラ・デイヴィス
配給:ワーナー・ブラザース映画
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