伊藤万理華主演映画『サマーフィルムにのって』の撮影現場で伊藤万理華が撮ったチェキ写真が公開された。

時代劇を溺愛する女子高生ハダシ。所属する映画部ではキラキラ青春ラブストーリーの制作ばかりの状況に落胆するハダシの前に、理想とする武士役にぴったりな少年・凛太郎が現れる。彼との出会いに運命を感じたハダシは、親友のビート板とブルーハワイを巻き込み、自分の愛する時代劇の制作に乗り出すことに。個性豊かなスタッフを集め文化祭での上映を目指し、ひと夏の映画作りに熱中するハダシ組。しかし、実は凛太郎はタイムトラベルしてきた未来人だった―。主人公・女子高生監督ハダシ役には2017年に乃木坂46を卒業し、現在は映画をはじめドラマや舞台など活躍の場を広げ女優として開花しつつある伊藤万理華。未来から来た少年凛太郎役には金子大地。ハダシの仲良しトリオであるビート板とブルーハワイ役にはそれぞれ河合優実、祷キララ。監督は松本壮史が務める。

今回、伊藤万理華が現場で仲間と一緒に撮影したチェキ写真が公開された。「ハダシが『一緒にもの作ろう』と先頭に立って駆け抜けるような子だったので、どうすれば人を引っ張っていけるのか、私自身もキャストさん・スタッフさんのみんなと連携を取れるように、ということをずっと考えていました。ハダシとして、とにかくそれぞれのキャラクターと向き合いました」と語る伊藤は撮影現場にチェキを持ちこみ、出演者やスタッフとの距離を写真を通して近づけた。「みんなと仲良くなるためにはどうしたらいいかと思ったときに写真だと思った。写真があれば、みんな写ってくれる。そこで距離が近くなる」現場で撮られたチェキには、撮影当時の仲間たちがともに過ごした瞬間が刻まれている。

まさに青春そのものの写真だが、そうした伊藤の想いも伝わり、劇中のハダシ組と同じように徐々にみんなが仲良くなって絆が深まったという。しかしそんな中で、コロナの影響で残り5日を残して撮影中断を余儀なくされた。ポスタービジュアルにもなっている、ハダシ、ビート板、ブルーハワイが屋上で叫んでいる写真は、実は撮影中断の翌日に行われたポスター撮りでの1枚。疾走感溢れるいかにも青春らしい写真であるが、中断になって(ロケ地である地方から)帰る直前に「なんで中止なんだ。絶対に再開してやる!」と悔しい気持ち、そして作品への熱い想いを叫んでいるところが切り取られたという裏話も。そんな映画作りに夢中な3人のエネルギーが伝わる1枚が、青春映画を飾る最高のビジュアルとなっている。

映画『サマーフィルムにのって』は全国で公開中!
監督:松本壮史
出演:伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララ、小日向星一、池田永吉、篠田諒、甲田まひる、ゆうたろう 篠原悠伸、板橋駿谷
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2021「サマーフィルムにのって」製作委員会