『劇場版 ルパンの娘』の完成披露舞台挨拶が9月27日(月)に都内で行われ、深田恭子、瀬戸康史、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、大貫勇輔、麿赤兒、観月ありさ、武内英樹監督が登壇した。

代々泥棒一家である “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋を描いた「ルパンの娘」。2015年8月に発売され、各書店の文庫売上1位を獲得しロングセラーとなっている横関大の同名小説を原作に、2019年7月よりフジテレビ系列にてドラマ1作目の放送がスタート。真剣に全力でふざけるキャストの好演や、泥棒スーツを身にまとった激しいアクションと独特なポージング、そしてミュージカル演出が話題を呼び、2020年にはドラマ2作目が放送。泥棒一家と警察一家に加え、新たに代々名探偵一家である北条家の娘・北条美雲(橋本環奈)が登場し、前作にも増した振り切った演出や大胆なパロディに進化を遂げた。シリーズを通じて、視聴者からの突っ込みがSNS上で飛び交い、中毒者が続出するなど話題に事欠かなかった「ルパンの娘」が、待望の続編にして、最終章となる劇場版として遂にこの秋帰ってくる。

公開を10月15日(金)に控え、今回観客に初披露となった本作に「すごくドキドキしています。みなさんにお見せしてからやっと完成ですので」と笑顔で挨拶した深田。本作は2019年にドラマ1作目が放送、翌年にドラマ2作目が放送されたが、ドラマ2作と映画を通して「ずっと同じ役を連続でやらせていただいた」と間にほかの役を挟まずに撮影したことを明かし、「こんなに長く同じメンバーで撮影をさせていただいたことはないので、本当に居心地のいい現場で。本当の家族のような気持になってくる」と振り返った。

そんな深田も「最初は決め台詞も発したことのないような台詞だったので、言えるかなと心配だったんですけど、泥棒スーツに身を包むと何とかいうことができました」と明かした。一方でシリーズを通して共演する瀬戸は「今回シリーズの中でも一番(アクションが)多いんじゃないですかね。本当に楽しかったです」とアクションシーンへの思いを語った。

今回初登場となる観月は「ずっとテレビで見ていた泥棒スーツを自分が着るとは思わず…。着れた時はうれしかったです。ピチピチなので、ロケとかに行くとちょっと恥ずかしいですよね」と振り返り、これには「人に見つからないように」と共感した様子の深田。さらに「(ドラマでは)ロケが多かったので、その時のほうが人目に触れないように。どっからどう見てもおかしいじゃないですか」と笑いを誘った。

また、“最近絆を感じたことは”と聞かれた深田は「やっぱりこの現場です。(この日は)再集結して、映画公開に向けてみんなで進めていこうというこの時間が大きな絆の時間だと思っています」と答えた。

最後に深田は「泥棒はするんですが、家族の絆だったり、急に涙がポロリと出るようなシーンがあったり、さらにスケールアップした『ルパンの娘』になっているので、たくさんの方に見ていただければ」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『劇場版 ルパンの娘』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:武内英樹
出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)/観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)/市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会