アンドリュー・ガーフィールド主演映画『メインストリーム』のメイキング写真が解禁された。

YouTuberの狂乱を描いた衝撃作である本作は、批評家から高評価を受け、鮮烈な監督デビューを果たした『パロアルト・ストーリー』に続くジア・コッポラ監督長編2作目。溢れ出る刺激的な言葉で見るものを翻弄する青年・リンクを怪演したのは、『アメイジング・スパイダーマン』の主役で大ブレイク、『アンダー・ザ・シルバーレイク』での怪演も記憶に新しいアンドリュー・ガーフィールド。その恋人役には、イーサン・ホークとユマ・サーマンを両親に持ち、ファッションアイコンとしても人気のマヤ・ホーク。匿名のネットユーザーが作り出す、気まぐれなメインストリームに君臨し、翻弄され、暴走する若者は、果たして時代のスターか?ペテン師か?それとも被害者なのか―。

今回解、本作の撮影現場の様子を捉えたメイキング写真が解禁された。アンドリュー・ガーフィールドやマヤ・ホークらキャストとジア・コッポラ監督、製作スタッフが映像をチェックしている様子、現場の良い空気感が伝わってくる写真だが、実は本作ではジア・コッポラ監督の元に、撮影や音楽を手掛ける豪華製作スタッフが集結、注目を集めている。

撮影監督は、ジア・コッポラ監督のデビュー作『パロアルト・ストーリー』に引き続き、オータム・デュラルドが担当。多数のミュージックビデオ、CMでキャリアを積み、2020年に公開されたエル・ファニング主演映画『ティーン・スピリット』でも撮影を手掛け、マーベルの大人気TVシリーズ「ロキ」(21)の撮影監督を務めている。さらに、2022年に公開が予定されている『ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー(原題)』の撮影監督を務めることが決まっており、今後ますます注目の撮影監督だ。そんなオータム・デュラルドについて、ジア・コッポラ監督は「オータムは親友の1人よ。何の気兼ねもいらない間柄だし、心の底から信頼しているの。」と絶大な信頼を寄せる間柄であることを語る。

そして音楽は、ルカ・グァダニーノ監督によるHBOの青春ドラマ『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』を手掛けたデヴ・ハインズが担当。イギリス・ロンドンの出身で歌手、作曲家、ソングライター、音楽プロデューサー、作家として多岐にわたり活躍する彼は、3人組ダンス・パンクバンド、テスト・アイシクルズ(Test Icicles)のメンバーとして活動を開始、解散後、ライトスピード・チャンピオン名義でのソロ活動を経て、2011年以降はブラッド・オレンジ名義で活動。2013年にリリースのアルバム「Cupid Deluxe」が批評家筋から絶賛を集めた。ケミカル・ブラザーズをはじめ、FKAツイッグス、スカイ・フェレイラ、カーリー・レイ・ジェプセンなど数々の大物アーティストの楽曲を手がける天才音楽プロデューサーとしても活躍。

そんなブラッド・オレンジの「You’re Not Good Enough」のミュージック・ビデオは、ジア・コッポラ監督が手掛けたことでも知られ、一方ジア・コッポラ監督のデビュー作である映画『パロアルト・ストーリー』のサウンド・トラックに、ブラッド・オレンジが新曲を提供したことも。そんなデヴ・ハインズとの本作でのやり取りについてジア・コッポラ監督は「彼がどうやってこの作品を解釈するのかを知りたかった」と話し「事前にこの作品をつくる上でのイメージを少しだけ伝えたが、彼は既にその意図を理解してくれていたんだよね」とデヴ・ハインズとのやり取りを明かし、彼の才能を称賛した。ジア・コッポラ監督だからこその今回の豪華製作陣にも注目だ。

映画『メインストリーム』は2021年10月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督・脚本:ジア・コッポラ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、マヤ・ホーク、ナット・ウルフ、ジョニー・ノックスヴィル、ジェイソン・シュワルツマン、アレクサ・デミー、コリーン・キャンプ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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