岸善幸監督が主演・有村架純と挑む希望と再生の物語『前科者』の追加キャストが発表された。

原作は、香川まさひとが、罪を犯した“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。監督は『二重生活』(2016)で初めて映画監督を務め、『あゝ、荒野』(2017)では報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞した岸善幸。主演を務めるのは有村架純。劇場公開に先駆けて、11月よりWOWOWでドラマを放送・配信。新人保護司の阿川佳代が様々な「前科者」と向き合い成長する様を描く職業ドラマとなっており、映画は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会サスペンスとして制作され、映画版は完全オリジナル作品として描かれる。

今回、発表済みの有村架純、森田剛、磯村勇斗に加え、脇を固める追加キャスト7人が発表された。幼いころ工藤を置いて消えた義父・遠山史雄に主演作『万引き家族』(18)をはじめ様々な作品で存在感を放つ俳優リリー・フランキー。阿川に助言をする弁護士・宮口エマに岸監督の『あゝ、荒野』から引き続き出演となる木村多江。工藤誠の前に現れる謎の男・実には『街の上で』(20)、『あの頃』(21)、『くれなずめ』(21)など話題作への出演が絶えない若手実力派俳優の若葉竜也。そして、滝本の上司でバディとして行動を共にするベテラン刑事・鈴木充をマキタスポーツが演じる。

さらに、連続ドラマ版『前科者』から斉藤みどり役の石橋静河、高松直治役・北村有起哉、松山役・宇野祥平が続投キャストとして出演することが発表された。また、劇中音楽は『新聞記者』(19)、『ヤクザと家族 The Family』(21)など近年話題作の映画音楽を担当し、『Fukushima50』(20)では第44回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞、ジョン・ウー監督『レッドクリフ』『The Crossing』『Manhunt』、ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』などの音楽を手掛け、日本のみならず海外からの評価も高い岩代太郎が『あゝ、荒野』、連続ドラマ版「前科者」に引き続き岸監督作品を重厚かつ繊細な音楽で彩る。

映画『前科者』は2022年1月より公開、ドラマ『前科者』は2021年11月20日(土)より毎週土曜日22:30~WOWOWにて放送・配信/各話放送後よりAmazon Prime Videoにて見逃し配信!
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純、磯村勇斗、若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平、リリー・フランキー、木村多江/森田剛
配給:日活、WOWOW
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会