吉浦康裕監督による長編オリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』が、スコットランドのアニメ映画祭「スコットランド・ラブズ・アニメーション」で観客賞を受賞した。

吉浦康裕が原作・監督・脚本を務める本作では、大河内一楼が共同脚本を手掛け、漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案を担当。さらにJ.C.STAFFがアニメーション制作、島村秀一が総作画監督を務め、高橋諒が音楽を担当する。ボイスキャストには、土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加に加え、興津和幸、小松未可子、日野聡が名を連ねる。学力優秀でスポーツ万能な転校生・シオン役を土屋太鳳、シオンが転校してきたクラスのクラスメイト・サトミ役を福原遥、サトミの幼馴染で電子工作部に所属している研究者顔負けの機械マニアを工藤阿須加が演じる。

今回、10月19日[現地時間]に、スコットランドで開催された日本アニメの映画祭「Scotland Loves Animation(スコットランド・ラブズ・アニメーション)」で本作『アイの歌声を聴かせて』がAUDIENCE AWARD(観客賞)を受賞した。

日本のアニメーションを積極的に取り上げる試みとして2010年よりスコットランドのエディンバラ、グラスゴーの2都市で開催され、今年で12年目となるUK唯一のアニメーション作品限定の映画祭となる「Scotland Loves Animation(スコットランド・ラブズ・アニメーション)」。同じく上映された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』や『竜とそばかすの姫』、『映画大好きポンポさん』など錚々たる作品の中で、堂々のAUDIENCE AWARD(観客賞)を受賞。観客からも「AI版『Glee』」「少女とAIの間にとても心温まる友情があり、本当に楽しくて面白い映画だった」「専門家ではないけど、曲が楽しかった」「近未来の設定が大好き。こんな未来があると思う」と感想が届いた。

吉浦康裕監督は2013年に『サカサマのパテマ』でも同映画祭にて観客賞と審査員賞を受賞しており、今回の受賞は8年ぶり、2度目の快挙となった。また、ニューヨークで新設されたオンライン開催の国際映画祭「New York City Film & Television Festival」でもBest Animation(ベストアニメーション賞)を受賞した。

映画『アイの歌声を聴かせて』は2021年10月29日(金)より全国で公開!
原作・監督・脚本:吉浦康裕
声の出演:土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、日野聡、大原さやか、浜田賢二、津田健次郎、咲妃みゆ、カズレーザー(メイプル超合金)
配給:松竹
©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会