『聖地X』の完成披露試写会が10月28日(木)に都内で行われ、岡田将生、川口春奈、緒形直人、入江悠監督が登壇した。

韓国映画界とる入江悠監督がタッグを組み、前川知大が主宰するイキウメの人気舞台「聖地X」を映画化した本作。『犬鳴村』『樹海村』のプロデュースチームと、『22年目の告白−私が殺人犯です−』『見えない目撃者』等を手掛けるロボットが企画、オール韓国ロケで臨んだ。主人公で小説家志望の山田輝夫役を岡田将生、輝夫の妹・要役を川口春奈が演じる。

韓国で1か月間のロケを行ったという本作だが、撮影時には「朝、お茶のみ場で会話をするのが日課になったので楽しかった」と振り返る岡田。「韓国語が話せなかった」という岡田だが、この日課の影響で、「ちょっとずつ積み重ね、1か月間でいいチームができたと思っています」と振り返った。

そんな岡田と川口は本作が初共演だが、「すごく正直な方で、一緒に仕事をしていて気持ちがいい」と川口の印象を語る岡田は「現場でも僕をちゃんと叱ってくれるというか…妹としてね(笑)頼っている部分はありました」と役さながらのいい関係性を築けていたことを明かした。一方の川口も「私のくだらない話を聞いてくださって。とっても優しいお兄ちゃんです」と笑顔を見せた。

また、タイトルにちなんで“聖地はありますか?”という質問に「毎年伊勢神宮に行っていたんです。1月に行くとパワーをいただけて、今年の仕事をがんばろうと」と明かした。川口の「結構どこでもいいんです」という答えには会場も笑いに包まれたが、「地元はいいですね」と感慨深げに語った。

最後に川口は「この作品はホラーとくくっていますけど、いろんな見方をすることができると思います。くすっと笑える部分があったり、兄弟愛を感じる場面もあったり、いろんな見方ができると思います。みなさんがどんな感想を持ってくれるか楽しみにしています」、岡田は「ホラーとはうたっていますが、いろんなジャンルが含まれる映画で、とても意外性のある映画だなと、そして癖のある映画だなと思っています。楽しんで観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『聖地X』は2021年11月19日(金)より劇場&配信同時公開!
監督・脚本:入江悠
出演:岡田将生、川口春奈、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔、パク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョン、真木よう子、緒形直人
配給:GAGA/朝日新聞社
©2021「聖地X」製作委員会