選挙活動をコミカル&シニカルに描く社会派コメディ『決戦は日曜日』の本編映像が解禁された。

事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知な熱意空回り候補者の選挙活動の行方は?今を生きるすべての人に贈る笑いとアイロニーに満ちた社会派コメディ。主人公・谷村勉(窪田正孝)は、二世候補・川島有美(宮沢りえ)の議員秘書。自由奔放で一般常識からちょっとずれた有美を当選させるために奔走する。前途多難な選挙戦が2人を待ち受ける。戦いの火ぶたが切って落とされる。主演を務めるのは窪田正孝。世間知らずなご令嬢・川島有美を宮沢りえが演じる。

今回解禁された本編映像は、県議、市議と共に、父・川島議員の地盤を引き継いだ川島由美(宮沢りえ)が事務所に初登場したシーン。「よろしくお願いしますね!」「有美さんも引き続き支えてあげて下さいよ」と秘書チームにねぎらいの言葉をかける県議や後援会の面々。急遽、病に倒れてしまった父に代わり、素人ながら政界に進出することになった有美。白いスーツの胸元に赤い花のブローチでアクセントをつけた有美は、かわるがわる声をかける地元の後援会に気にも留めず、秘書一人一人ににこやかに握手をして回る。

そして、地元の議員がまだ話している最中にもかかわらず「ちょっといいですか~」と自分のペースでさえぎる有美。事務所の中を見渡し「これはもう少し片付けたほうが良いと思いますよ。ゴミ屋敷みたい」初日からいきなりのダメ出しだ。「ふさわしい事務所にしましょう。こういうところからですよ!」空気を読むという概念のない有美は周囲の目は構わず続ける「頑張りましょうね。クルーの皆さんも不安だったと思います…それは私も同じですから。なんでこんな道選んじゃったのかな~私。って思ってます」言葉でも態度でも他人にどう思われようと気にしない有美のキャラクターが宮沢りえによって見事に体現されている。

有美の演説は続き、自らの政治観を語るも「何の話でしたっけ?」と自分から話し始めたのに秘書に確認する始末。しかも、聴衆の後方ではついたままになっていた事務所のテレビの音声のほうが気になってしまう…聞いているようで誰も聞いてはいない周囲の有美への期待度の低さをも垣間見ることができる。

本編映像

『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国で公開!
脚本・監督:坂下雄一郎
出演:窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真
配給:クロックワークス
©2021「決戦は日曜日」製作委員会