亀梨和也主演ドラマの大ヒットを受けて製作された劇場版『映画 妖怪人間ベム』がdTVで配信開始された。

伝説のTVアニメ『妖怪人間ベム』の物語・世界観を現代的に再構築し、実写映像化した連続ドラマの続編となる劇場版。『青くて痛くて脆い』の狩山俊輔が監督を務める。

本作の主役=ベム、ベラ、ベロは、普段は人間風の姿をしているものの、昂揚すると醜い姿に変身してしまう妖怪人間。「はやく人間になりたい」という有名なセリフがあるとおり、3人が「正しい人を助け、悪を倒すことでいつの日か人間になれる」という信念のもとに各地を巡り、怪物や犯罪者を成敗する姿を描いた物語。

しかし、人間たちを守るべく戦いつつも、正体を明かすことはできず、その異形ゆえに恐れられることもしばしば。「正義とは何か」を訴えかけるシビアな作風とダークな世界観で人気を博し、実写映画のほか、2019年に新作アニメが製作されるなど、時代を超えて愛されてきた。

実写ドラマでは、ベムを亀梨和也、ベラを杏、ベロを鈴木福が演じたほか、ベムたちに協力する夏目刑事役に北村一輝、敵となる「名前の無い男」役に柄本明などの豪華キャストが大きな話題に。アニメのシリアスな設定を踏襲しながら、スタイリッシュなビジュアルと現代を舞台にした描写で生まれ変わっている。

コメディ要素も含みながら、悲劇的な運命を背負った妖怪人間たちが人間との交流によって愛に目覚めていくという重厚なシナリオが支持され、最高視聴率は18.9%を記録。『映画 妖怪人間ベム』は、ドラマ版で「人間になるよりも、人間を守って生きていく」ことを選んだ彼らのその後を、よりスケールアップして描く劇場版。

流浪の旅を続ける3人は、製薬会社の社員が次々に襲われる怪事件に遭遇。そこで出会った家族が抱える大きな秘密、その裏に隠された巨大な陰謀に立ち向かっていく。無表情の中に優しさと強い意志を隠し持つベムをクールに演じる亀梨和也は、激しいアクションも披露。CGを駆使したバトルシーンに注目だ。

ストーリー

永遠の命を持つ妖怪人間ベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)。人間になる方法を探し求め、あてどない旅を続ける3人がたどり着いた街では、謎の連続殺人が勃発していた。被害者はすべて大手製薬会社の社員。そして事件現場には巨大な爪跡。犯人の正体は?その目的は?新薬開発の背後にある巨大な陰謀とは…。

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