今回解禁された写真


ある男の“極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメント『大怪獣のあとしまつ』の場面写真が解禁された。

暴れ狂う大怪獣に逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う――。それは、子供の頃に誰もが憧れた、特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか…。そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描いた本作。主演にはHey! Say! JUMPの山田涼介、ヒロインに土屋太鳳を迎え、さらに監督・脚本をドラマ「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡が務めるなど誰も見たことのない大型プロジェクトにふさわしいキャスト・スタッフが集結した。

今回、癖が強すぎる実力・個性派揃いの政府陣の写真と、“巨大怪獣<希望>のあとしまつ”論争が繰り広げられる舞台となったセットのこだわりポイントが公開された。写真は政府陣全員集合カット。西田敏行演じる内閣総理大臣・西大立目完を中心に【官房長官】六角精児、【環境大臣】ふせえり、 【文部科学大臣】矢柴俊博、【国土交通大臣】笠兼三、 【厚生労働大臣】 MEGUMI、【国防大臣】岩松了、 【外務大臣】嶋田久作、【財務大臣】笹野高史、さらに濱田岳演じる総理秘書官・雨音正彦の豪華すぎる俳優10人が一堂に会した華麗なる【政府集合写真】。キリっとした政府陣の写真に対して、もう1枚はみんなで談笑するオフショット。個性派揃いのこんな顔ぶれ、他では見られない…。

さらに西田演じる西大立目首相が首相直属の戦闘部隊である特務隊・隊長の敷島征一郎(眞島秀和)と、官房長官(六角精児)、厚生労働大(MEGUMI)に詰められている場面写真も解禁。今にも泣き出しそうな西大立目首相は巨大怪獣の死体処理という前代未聞の対応に苦戦…。そんな中、閣僚や首相直属の戦闘部隊である特務隊から決断を迫られる劇中の1コマを切り取ったものだ。

優柔不断な性格ゆえになかなか決断できないでいる西大立目首相は大臣ひとりひとりの意見に耳を傾ける優しさがある一方で統率力に欠けてしまい、巨大怪獣<希望>にまんまと翻弄されてしまう。西田は癖の強い大臣たちとのとの現場について「今回は『受け』も『ツッコミ』も両方ともできる俳優が揃っていて、みんなパワーがあるんですよ。その丁丁発止をやれて、楽しいんです。とはいえ、撮影現場は真面目に、シリアスなドラマを撮っているがごとく、監督と俳優でしっかり言い合って進んでいく。ここは素晴らしいですね」と撮影を振り返っている。

そして実は、閣僚の息のあった台詞は一切アドリブなし。主演の山田涼介(帯刀アラタ)は「大臣たちのコミカルな掛け合いを映画で観ていて、この人たちはさすがだな、と。そりゃ、この大臣たちなら、現場は振り回されて大変だよって(笑)それと、大臣たちの“たわむれ”のようなやりとりがアドリブなしってことにも驚くんです。台本一字一句を変えずに進めた結果、恐ろしいな…三木監督は、と心底思いました」とコメントを寄せている。

首相はじめ大臣たちが巨大怪獣“希望”のあとしまつについて話し合う災害対策本部のデザインは、【大臣どうしの動きのある芝居が撮れる】、【メンバー全員が首相を見た時に面白い画になる】というのをポイントにしたこだわりのセットで行われている。中央にテーブルのないV字型の奥行きのあるデザインにしてお互いの距離の調整や役者どうしの立ち居の制限を少なくしており、演劇的でもある珍しい造り。

また上から吊ったライトから直接的な光が射す様は60年代的なスペースの使い方を目指し、古くはシリーズ初期の『007』の宿敵スペクターのアジトのような、当時の人たちが描いた未来的なイメージを具現化。三木作品常連組を含む個性派俳優が脇を固めている本作。癖の強い俳優たちのアツい演技合戦にも注目だ。

『大怪獣のあとしまつ』は2022年2月4日(金)より全国で公開!
監督・脚本:三木聡
出演:山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、眞島秀和、ふせえり、六角精児、矢柴俊博、有薗芳記、SUMIRE、笠兼三、MEGUMI、岩松了、田中要次、銀粉蝶、嶋田久作、笹野高史、菊地凛子、二階堂ふみ、染谷将太、松重豊、オダギリジョー、西田敏行
製作:松竹、東映
©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会