『嘘喰い』の公開記念舞台挨拶が2月12日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、櫻井海音、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇した。

迫稔雄作のシリーズ累計880万部突破のギャンブル漫画「嘘喰い」。2006年から2017年まで集英社ヤングジャンプで連載されコミックスは49巻まで発売された伝説の漫画を映画化した本作。監督は、1998年公開の映画『リング』が社会現象になりジャパニーズホラーの名手・中田秀夫。近年も『スマホを落としただけなのに』(2018)、『事故物件 怖い間取り』(2020)と緊張感MAXの恐怖体験を送り出している。通称「嘘喰い」と呼ばれる天才ギャンブラー主人公・斑目貘を演じるのは横浜流星。横浜演じる天才ギャンブラー・貘に偶然出会い、人生が一変する青年・梶隆臣を佐野勇斗が演じる。

本作の撮影に臨むにあたって「絶対的な自信を持っている男なので、日ごろから意識して生活していました」と役作りを明かす横浜だが、一方で「作品を背負う責任感はあるんですけど苦労はそこまでなかった」と振り返り、「役を全力で生きることに徹していた。スケジュールは大変だったかもしれないけど、みんなで一緒に作る楽しさのほうが大きかった」と撮影現場の雰囲気の良さをうかがわせた。

劇中では横浜演じる貘と行動を共にする梶を演じた佐野は「見ていただきたいのは流星くん演じる貘とのバディ感」と言い、「バディポーズが生まれた瞬間が印象に残っています。アドリブで、僕と流星くんで『これ、いいんじゃない?』って決めた」と明かした。これに横浜も「2人だからこそ出来るものができるといいなと相談しあってできた」と語った。

イベントでは、ルーレットで当てられた人から回した人に質問をするというコーナーが用意され、「すごい聞きたいことがある。貘はよくカリカリ梅を食べてるじゃないですか…」と場を盛り上げながら「好きな食べ物は?」と白石に質問した三浦。これに白石は笑いながらも「お寿司が一番好きです!お寿司大好き。中とろ」と笑顔で答えた。

そんな白石から佐野に「ナイトルーティーンを教えて」という質問。佐野が「お風呂に入って…(どこから洗う?)上からです!」と順を追って説明。さらに「(お風呂では)電気を暗くする。出て乾かして、化粧水塗って。パロサントっていう香木があるんですけど、嗅ぎながら虫の音を聞いてリラックスしています」と答えた。

また、終盤では中田監督から横浜にサプライズで手紙が読まれる場面も。中田監督からは撮影時を振り返り、「見事に演じてくださいました。オフカメラではリラックスして談笑して、カメラ前に立つとビシッと集中してゾーンに入ったアスリートのように感じました。あなたにしか演じられない斑目貘がそこにいました」と感謝の気持ちが伝えられ、これに横浜は「言葉で思いをいただけるのはすごく嬉しい」とあふれ出る気持ちを抑えながら言葉を振り絞った。

最後に横浜は「原作をリスペクトしてディスカッションを重ねて作った大事な作品です。エンターテインメント性に特化したこの作品を見て、純粋に楽しい気持ちになっていただけたら嬉しい」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『嘘喰い』は2022年2月11日(金)より全国で公開!
監督:中田秀夫
出演:横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平
配給:ワーナー・ブラザース映画
©迫稔雄/集英社 ©2022映画「嘘喰い」製作委員会