ウェス・アンダーソン監督第10作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』のブルーレイ+DVDセットの発売を記念して、ウェス・アンダーソン監督や豪華キャストらが出演するインタビュー特別映像が公開された。

ウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作となる本作の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。米国新聞社の支社が発行、名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気の雑誌。しかしある日、編集長が仕事中に心臓麻痺で急死し、彼の遺言によって「フレンチ・ディスパッチ」の廃刊が決まる。本作は、編集長の追悼号にして最終号の全貌を、1つのレポートと3つのストーリーで描く、ウェス・アンダーソン監督ならではのエスプリとユーモアに富んだオムニバス映画。

今回、本作のブルーレイ+DVDセットの発売を記念して、ウェス・アンダーソン監督や豪華キャストらが出演するインタビュー特別映像が公開された。この映像では、ティルダ・スウィントンの「ワン・シーンのために来る人もいる」や、音楽のアレクサンドル・デスプラの「短い出演時間でも俳優たちは喜んで参加する」など、キャストやスタッフが「ウェス監督がどれだけ魅力的なのか」を熱く語る。

本作で初参加のティモシー・シャラメや、常連のビル・マーレイをはじめ、ウェス監督作品史上最高ともいえるハリウッド中の名だたるキャストらが集結し、監督が彼らの魅力を引き出した上でユニークなキャラクターを創り出しているのも大きな魅力のひとつ。デスプラは「これは”ウェス劇団”なんだ、ウェスの魔法で、俳優たちを別人に変える」と語り、シャラメも「全員が最高の演技を披露している」と名優たちのコラボレーションに大興奮、身も心もウェスの世界観に魅了されたキャストやスタッフの姿を楽しめる。

ウェス・アンダーソン監督の作品といえば、誰もが虜になる唯一無二のセンスと作風の世界観が魅力。『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演するレア・セドゥは「本当に細かいディテールにも注意を払います。芝居が引き立つ細かいニュアンスを求めて、大いにユーモアを交えながら、何度も何度も同じシーンを撮り直します」と言い、そして「4秒くらいの場面がありました。壁に紙をピンで留めて、ジュークボックスの方に歩くシーンです。45回、撮り直しました」と語る。

さらに、ティモシー・シャラメは「回を重ねると、こう思いました。『またですか?』でも、納得しました。この時の監督のこだわる姿には心が動きました。監督は芝居に超高度な洗練を求めていました。その時は、自分には無作為な指示に思えたことが、実は監督にとっては考え抜かれた演出だったのです。もし普遍性が芸術の敵なら、監督の姿勢は銅像に値する、表彰ものです」と絶賛している。

『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、デジタル配信開始(購入/レンタル)、4月27日(水)にブルーレイ+DVDセット(4,950円(税込))発売。

特別映像

『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』はデジタル配信中(購入/レンタル)、4月27日(水)にブルーレイ+DVDセット発売!
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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