ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』の放送直前合同会見が4月10日(日)に都内で行われ、吉川愛、横田真悠、箭内夢菜、宇垣美里が登壇した。

一週間に一回誰かの彼女になるレンタル彼女として日々お金を稼ぐ「雪」。埋められない孤独を抱え、寂しさを男で紛らわす「リナ」。見た目に固執し、整形を繰り返す30代女子「彩」。周りに流されず、“自分”を持ってると語る「萌」。自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きる「ゆあ」。様々な思いを持つ5人の女性たちが各章で主人公となり物語が進む。主人公ごとによって抱えるコンプレックスや悩みを抱え、もがきながらもそれを埋めようとした先にはあるものとは―。レンタル彼女でお金を稼ぐ主人公“雪”を吉川愛、孤独や寂しさを男で紛らわしてしまう“リナ”を横田真悠、新宿・歌舞伎町でホストクラブに通う“ゆあ”を齊藤なぎさ、他の女性と違い私は「私」を持っていると信じる“萌”を箭内夢菜、そして外見の美しさを求めて整形を繰り返す30代女子“彩”を宇垣美里が演じる。

今回の会見には、レンタル彼女でお金を稼ぐ主人公“雪”役・吉川愛、孤独や寂しさを男で紛らわしてしまう“リナ”役・横田真悠、他の女性と違い私は「私」を持っていると信じる“萌”役・箭内夢菜、外見の美しさを求めて整形を繰り返す30代女子“彩”役・宇垣美里が登壇した。

「いつか見ようと思っていた漫画だった」という吉川は、自身が演じた主人公・雪について「雰囲気的に似てると言われることがあったので嬉しい」とオファーへの喜びを見せた。一方で横田は「楽しみだなと思ったんですけど、原作を読んだり、台本を読んでいると、“できるかな”と不安になったり」と原作が人気であることからのプレッシャーも感じた様子だった。

オーディションで役が決まったという箭内は「難しさも感じていたんですけど、絶対やりたいと思って勝ち取ることができた」と笑顔を見せた。アプリで読んだ後に単行本も買ったという宇垣は「好きなキャラクターの一人だったのでできるかな」と不安もあったことを明かした。

大学の親友という役どころの吉川と横田。劇中では「雪ちゃんらしさも出しつつ、雪ちゃんを強めすぎると仲悪いように見えてしまったり、仲良さを出し過ぎると雪ちゃん感が消えたり、リハーサルをしていて難しいなと思ったんですけど、実際に横田さんと演じていて、私が何かをやっても受け入れてくれるのでありがたいなと思って演じていました」と振り返った。共演した横田は「大学で雪ちゃんといるとずっとリナがしゃべってるんです(笑)いいバランスでキャラクターの良さが描かれてると思って。一緒にお芝居をして楽しかった」と共演を喜んだ。

一方で宇垣には「どうお話したらいいのか不安だった(笑)どう距離を近づけようと思ったんですけど、実際にお会いすると気さくな方で、なんでも笑ってくれる(笑)本当に面白くて。一緒にいてやりやすい方。演技もリアルでドキッとするときがあります」と印象を語る吉川に「愛ちゃんかわいらしくて、なんでもしてあげたいと勝手に姉御みたいな気持ちになって。役柄的にもそうですし、一緒にいてもすごく楽しくて」と振り返った宇垣は「ずっとしゃべってたよね、ごめんね(笑)私すごいおしゃべりで(笑)」と空気感の良さをうかがわせた。

レンタル彼女の時と普段の時で性格が違う役柄という吉川は「リクエストしたキャラを演じなきゃいけないので、仕草を変えてみたり。雪ちゃん一人のシーンでは目の力を入れないようにしたり、リナちゃんといるときは作ってる感を出さないと。差をわかりやすく、でもわざとらしすぎないように」と演技について語った。

話の中でガラッと変わるという箭内は「気持ちの変化が、私自身も実際そうだし、世の中の女の子も目標ができたりすると、話し方も仕草も変わってくるのかなと思う。萌に共感してくれる子が多いんじゃないかなと思います」と役柄に共感している様子。

また、美しさに誇りを持っているという彩を演じた宇垣は「きっかけになったのは他者からの言葉。誰しも一度は受けたことあると思いますし、そこは共感できるポイントでしたし、それが傷になるのは分かるなと」と共感するポイントを挙げた。

「楓の沼にハマっていく」という箭内だが、そんな楓を演じる高野洸については「楓の優しい話し方と、言葉がうまい、そういう部分が原作を読み込んでるんだろうなというお芝居の仕方。ドキドキしちゃうくらい似てる。普段とのギャップがすごいと思いました」と称賛した。

タイトルにちなんで、“この中で恋人にするならだれがいい?”という質問に「全員めんどくさい」と笑いを誘う宇垣。吉川は「彩ちゃん。自分を貫いてる方だなと。強い意志を持っている方だな」という吉川に、彩役の宇垣は「嬉しい」と笑顔。

横田は「雪ちゃん。悩んだとしても、物事を周りから見て答えてくれそう」といい、箭内は「リナちゃん。守ってあげたくなる。ずっとそばにいてあげたい」といい、宇垣は「萌ちゃんかな。大事にしてあげたい。友達として一緒に長くいてくれそうなところが素敵」とお互いの役どころを称賛しあった。

最後に吉川は「1話は雪ちゃんのいろんな姿が見れるお話なので、雪ちゃんのことが分かると思う。リナちゃん、彩ちゃん、萌ちゃん、ゆあちゃんの続きが気になるお話がたくさん出てくるので、1話を見れば『明日カノ』がどんどん楽しみになっていくので、まずは1話をじっくり見てもらえれば」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

MBS/TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』は2022年4月12日(火)深夜より放送開始!
監督:酒井麻衣
出演:吉川愛、横田真悠、齊藤なぎさ(=LOVE)、箭内夢菜、宇垣美里
©「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

【お詫びと訂正】初稿掲載時に内容の一部に内容に誤りがございましたので訂正させていただきました。ご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。