「ガンガンpixiv」にて好評連載中の那多ここねによるドジさえクールにキマる男子たちの日常コメディ『クールドジ男子』がTVアニメ化、10月に放送されることが決定した。

一際目を引くクールでかっこいい男子たち。どこか近寄りがたいけど…彼らは“全員ドジ”だった。財布を忘れたり、電車でイヤホンを付けず音楽を流したり、コンタクトなのにメガネを上げる仕草をしたり、曲がるストローだと気付かず逆に刺して使ったり、傘と間違えて靴べらを持ち歩いたり―。そんなドジさえもクールにキメてしまう、それが「クールドジ男子」。ドジもするけど等身大で頑張る彼らの日常譚を15分に集めて、2クールで届ける。見ればきっと、あなたも好きになる。笑って癒されるドジコメディ。

気温会、TVアニメ化の決定にあわせて、クールドジ男子たちが描かれたティザービジュアルとそれぞれのキャラクターたちの魅力がたっぷり描かれたティザーPVが公開された。

ティザーPV

また、本作の主役となるクールドジ男子4人のキャストを発表。一倉颯を小林千晃、二見瞬を内山昂輝、三間貴之を梅原裕一郎、四季蒼真を千葉翔也が演じる。メインスタッフは、監督を今千秋(『のだめカンタービレ』、『極主夫道』)、シリーズ構成を上江洲誠(『暗殺教室』、『この素晴らしい世界に祝福を!』)、キャラクターデザイン・総作画監督を田口愛梨(『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』キーアニメーター、『BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』作画監督)が務め、アニメーション制作はstudioぴえろが手掛ける。

一倉颯(CV.小林千晃)

20歳の大学2年生。ドジを自覚している“羞恥心アリ反省タイプ”で、ドジをしても明るくごまかしたいと考えている。自分には個性がないと感じており、将来像をなかなか描けないのが最近の悩み。人付き合いは得意ではないが面倒見がいい。

小林千晃 コメント

――本作の印象を教えてください。
最初は戦隊ヒーローのような印象を受けました。
クールドジ男子たちそれぞれにイメージカラーがあり、
物語が進むにつれ集合していく様を見てそう感じたのだと思います(笑)
しかし本作は悪の組織等は出現しない、穏やかで優しい日常が描かれています。
そんな中で少しずつ成長するクールドジ男子たちを応援したくなる作品です。
――演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
颯はクールドジたちの中でも、自分のドジに対して恥ずかしがって
素直に反省するタイプなので、真面目で純粋な青年といった印象でした。
それ故に自分のドジさ加減が嫌でヘコむこともあるのですが、
ふとした時に一歩前進できてやる気に満ちる瞬間もあり、
子供と大人の狭間にいる大学生らしさが魅力的だなと思いました。
そんな等身大の彼を表現できるように精一杯頑張ります。

二見瞬(CV.内山昂輝)

高校2年生、17歳。ハンドボール部に所属しており体力作りは欠かさない。ドジを指摘されても「あえてだから」と認めない“強がりストイックタイプ”。見た目はクールだが素直な性格で、そのギャップから「かわいい」と言われることも多いが本人にとっては地雷。

内山昂輝 コメント

――本作の印象を教えてください。
タイトルにあるように、キャラクターたちのドジな瞬間がたくさん描かれていて、まずはその凡ミスのパターン量に圧倒されました。しかもそれが結構リアルなので、読者の方もどれか一つくらいは経験したことがあるのではないでしょうか。また、それだけではなく、他者との新たな出会いとか、人間関係の変化が人生にじんわりと影響を与えていく様子も描かれているので、自分の人生と重ねて考えてみても面白いかもしれません。
――演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
二見瞬は高校生の男性です。かっこよくてスポーツが得意ですが、勉強は苦手なキャラクターです。やはりドジなところがありますが、そういう状況でも、無表情でごまかすというストイックなタイプです。ただ、周りにはそれがバレています。原作を読んで、基本的にクールな印象を受けたのですが、収録ではセリフの種類によっては感情表現を豊かに、テンションを上げてほしいと言われたので、いろいろな表情を見せるように心がけています。

三間貴之(CV.梅原裕一郎)

27歳の会社員。“無自覚無痛タイプ”でドジしても特に何も感じない様子。仕事には真面目で妥協しないが、ドジで社内を和ませることもしばしば。そのため社内の隠れ癒し担当になっている。多忙な日々を過ごしているため自分にとっての「癒やし」を探し中。

梅原裕一郎 コメント

――本作の印象を教えてください。
どこかにいそうなクールでドジな男子たちが送る日常を、垣間見るような作品です。
クールドジにも種類があって、それぞれのやらかし方とその対処法があるのですが、共感できることも多いのではないでしょうか。ドジをしつつも前向きに、そしてマイペースに進んでいく男子たちを見守るような気分で、楽しんでいただければ幸いです。
舞台設定も日常の延長線上にあるので、気負わず気楽に見られる作品だと思います。
――演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
僕が演じる三間は「無痛タイプ」です。ドジをしても何も感じず、後を引くこともありません。とても羨ましい生き方をしています。
ドジは多いですが、仕事ができないわけではなく、とはいえ情熱が外には伝わりづらい。しかしコミュニケーションが苦手なわけではない。
そんなとらえどころのない人物で、一見世捨て人のようにもみえるかもしれませんが、その実、頭の中では周りの言葉や状況を分析して、いろいろなことを考えている人物です。
彼の生き方を勉強させてもらいながら、全力で演じさせていただきます。

四季蒼真(CV.千葉翔也)

童顔で高校生に間違われがちだが、19歳の専門学生。“受け入れ前向きタイプ”で、笑いのツボが浅く、自分のドジも自分で笑ってしまう。デザインを学んでおり、将来のやりたいことはたくさんあるものの、自分には武器がないと悩み、なかなか行動に移せないでいる。

千葉翔也 コメント

――本作の印象を教えてください。
クールでドジな男性達が何気ない日常を過ごす作品なので、ゆったりと楽しい印象です。みんなのマイペースさと一生懸命生きている度合いのバランスが心地よくて、クスッとしたり心温まったり、じんわり元気が出る作品だなと感じました。個性的な登場人物が多いですが、クールドジな男子はもちろん、周囲の人達も総じて優しいので、自分自身ではマイナスに感じてしまう自分の事も、見方を変えれば良い面かもしれないと思えるような作品だと思います。
――演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
四季蒼真は笑いのツボが浅くて、うっかりが多くても、落ち込むより笑っていられる大らかさが個性的です。根の明るさ、年齢性別問わず距離を縮める才能があると思うし、他者にも緊張感を与えない親しみ易さが良いところだと思うので、そこを表現したいと思います。特に先述の自ウケする時や他の人とのコミュニケーションでの「忍び笑い」が原作から印象的な癖だと思うので、愛していただける笑い方ができたらいいなと思っていますね…他のキャストの皆様のお芝居がとても自然で魅力的なので、自分としてはとても素直に笑わせていただいています。



さらに、那多ここねよりアニメ化お祝いイラストとコメントも到着した。

お祝いコメント

一枚の、ドジをした瞬間を切り取ったイラストから始まった「クールドジ男子」がアニメ化します!彼らが動いて喋るだって…!? より身近に日常に溶け込んだ彼らを感じることができるんじゃないかと思います。実現していただけたのは、関係者の皆さまといつも応援してくださる読者さまのおかげです。本当にありがとうございます。これを機会に、たくさんの人に「クールドジ男子」を知っていただけたら嬉しいです。今後とも「クールドジ男子」をよろしくお願いします!

『クールドジ男子』は2022年10月より放送!
©那多ここね/SQUARE ENIX・「クールドジ男子」製作委員会 ©Kokone Nata/SQUARE ENIX