人生を一変させた“秘密の恋”を描く息をのむ傑作ラブストーリー『帰らない日曜日』で主人公ジェーンを演じたオデッサ・ヤングのインタビュー映像が解禁された。

原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛された小説「マザリング・サンデー」。舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。天涯孤独なメイドのジェーンは英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう―。監督は、カンヌ国際映画祭常連のエヴァ・ユッソン。W主演を務めるのは、注目の女優オデッサ・ヤングと、大人気ドラマ「ザ・クラウン」で各賞を席巻した人気急上昇中の英国俳優ジョシュ・オコナー。さらに、コリン・ファース、オリヴィア・コールマンという豪華共演。イギリス屈指のスタッフが集結し、階級違いの<秘密の恋>を美しく描いた愛の物語が誕生した。

天涯孤独のメイドであるジェーンが小説家として成功するまでの生涯を10代・20代・40代の3世代に渡り演じ分け、堂々たる演技を魅せたオデッサ・ヤング。撮影時、22歳だったヤングが40代の女性を演じるのは安易なことではなく、「15、6歳から40代の女性を演じるのは初めてでしたし、撮影が始まる2週間前までは役が務まるのかどうか不安でした。感情の振れ幅が激しい本作のような作品で、本当に才能のある人たちに囲まれて演技が出来たことは幸運でした」とヤングが語るように、プレッシャーを抱えつつも、役作りの大きな手助けになったのが、ナディア・ステイシーよる特殊メイクだった。

ステイシーは、映画『クルエラ』(2021)で第94回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされるなど、近年目覚しい活躍を見せている。40代のジェーンには、やりすぎず、自然体でありながら、時代の経過を感じさせる技巧を凝らしたメイクを施した。ステイシーは「歳をとった登場人物を描くときに、ものすごく老けさせて見せる映画もありますが、人によっては老いてもあまり変わらない人もいます。ヘアメイクは、そのキャラクターにとって何が正しいかを見極めることが大切なのです」と極意を語っている。

本映像でも、ヤングはステイシーのさりげないメイク術を絶賛しており、自分の母親とそっくりな仕上がりに驚いたという。「特殊メイクはある意味、私を解放してくれました。多くの俳優にとって、自分の顔を忘れられることは大きな転換になります。本作の“仮面”の存在は大きな力になりました」と、ジェーンのような難しい役どころにアプローチするには、特殊メイクは必要不可欠だったと明かしている。ヘアメイクだけでなく、煌びやかな衣装、イギリスの豊かな風景に溶け込む美しいセットなど、アカデミー賞常連スタッフが集結した本作ならではのポイントに注目して鑑賞してみてはいかがだろうか。

インタビュー映像

『帰らない日曜日』は2022年5月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開!
監督:エヴァ・ユッソン
出演:オデッサ・ヤング、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、オリヴィア・コールマン
配給:松竹
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