DREAMS COME TRUE全面協力で贈る5SONGS×5STORIESのドラマプロジェクト『5つの歌詩』の完成披露舞台挨拶が6月19日(日)に都内で行われ、貫地谷しほり、高梨臨、新川優愛、吉沢悠、高橋義人(制作プロデューサー)、そしてスペシャルゲストとしてDREAMS COME TRUEの中村正人が登壇した。

スターチャンネル初となるオリジナルドラマプロジェクトである本企画では、心の風景を映し出す楽曲をピックアップし、オリジナルストーリーとして映像化。企画のトップを飾るのはDREAMS COME TRUE。時に背中を押し、励まし、慰めてくれたりと、「生きるチカラ」を与えてくれている、吉田美和が生み出す奥深い歌詩の世界で、吉田が一番使用している言葉が「あなた」という一語。ドラマ化される「空を読む」、「マスカラまつげ」、「TRUE, BABY TRUE.」、「何度でも」の4曲と、本企画のために書き下ろされた「新曲」の計5曲は、「あなた」という存在を身近にいる家族、恋人、友人、大事な人など、それぞれの「あなた」と言う存在を思い浮かべて観ることができる物語。

演じた役柄について「こういう女性をやってみたかった」という貫地谷だが、「去年制服はNGって決めたんです。回想で高校生は無理だと言ってたんですけど、今回は13年前で、22・3歳なんですけど、これも結構無理があるなと。メイクさんが大変そうでした」と笑いを誘った。また、「夫婦の橋の上でのシーンが自然に生まれて、三浦貴大さんじゃなかったらああいうシーンが生まれなかった」と振り返り、「三浦貴大さんが誰の心にもすっと入っていく素敵な方」と三浦の現場での佇まいを称賛した。

初めに脚本を読んだ際には「完璧な女の子ではなくて、人を妬む気持ちとか、恋もなかなかうまくいかない女性像が描かれていた」と自身の役どころに感じたという高梨は、脚本を読み終えてからテーマになった楽曲「マスカラまつげ」を聞き「こういうことなんだと思えるくらいしっくりきた」と明かした。高梨は「(監督から)『イメージしていた人と違うね』と言われて。もっとクールなしっかりとしたイメージを監督が持っていたらしくて。私は結構へらへらしているので、『へらへらしているほうがいいよ』と言われて、このままの感じで演じたので、見た時に恥ずかしかったです」と照れ笑いを浮かべた。

マネジャーから台本を渡された際に「読んで泣いちゃった」と言われたという新川は自身も読んで「大号泣した」と振り返った。タイムスリップするという自身の役どころに「2人の息子、だけど同じ一人の役というお芝居があったので、そこが難しかった。だけど、何が本当に大切かというのを母親として、私自身も伝えていけたかな」と本作に込めた思いを語った。

吉沢は「人間描写がしっかりされている台本だったので感情移入しやすい」と感じたことを明かし、「テーマが『何度でも』なので、誰しもが知っている曲がテーマになっているというプレッシャーはありました」と有名な楽曲であるが故の思いもあったという。

ドラマ化の企画について「歌詩の再現ドラマみたいなのはおもしろくないなと思ったんですけど、我々の楽曲をもとに自由に発想したいというお話があって」と興味を持ったという中村は「このプロジェクト、非常に興奮しましたし、とにかく泣きます。だけどバッドエンドじゃないです。2倍速で見てもらっても大丈夫ですけど、オリジナルのスピードで見ていただけると、間とか、行間が見事に映像化されている」と絶賛した。

“思い出の楽曲”を聞かれた新川は「断トツで『ねぇ』が大好きです。初めて聞いたときに大号泣しまして。恋だけじゃなくて、人とのつながりだったり、前に進む力をくれる」と語った。「LOVE LOVE LOVE」を挙げた高梨は「中学校で毎日ドリカムさんの曲が流れてた。当たり前のように毎日聞いていた曲で、大人になってから聞くと青春とか給食の時間を思い出す」と言うと、“給食”という印象に会場は笑いに包まれた。また、「母がドリカムさんが大好き」という貫地谷は「『週に1度の恋人』を母がカラオケで歌っていて、小学生ながらにかっこいい歌だなと思った」と答えた。

さらに、イベントの終盤では、「STAR CHANNEL presents DREAMS COME TRUE 5つの歌詩(うた) SUPER LIVE 2022」と題したスペシャルLIVEの開催が発表されると、会場は大きな拍手に包まれた。12月7日(水)・8日(木)に大阪城ホール、12月17日(土)・18日(日)に横浜アリーナにて開催される。

【写真・文/編集部】

『5つの歌詩』は2022年7月7日(木)よりスターチャンネルEXにて独占配信開始、8月13日(土)にBS10 スターチャンネルにてTV初放送!
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