実写映画『耳をすませば』の追加キャストが発表され、併せて場面写真が解禁された。

1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表された青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した。そんな人気漫画原作を元に、新たな実写映画が誕生した。漫画・アニメ映画で描かれた中学生の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わり二重構造で描かれる本作。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、平川雄一朗がメガホンをとる。

今回、月島雫の同級生・杉村竜也役を山田裕貴、原田夕子を内田理央が演じることが発表された。野球部に所属し、幼馴染である雫へ好意を寄せている杉村と、杉村へ恋心を抱いている雫の親友・夕子。本作では原作で描かれた杉村・夕子の物語の10年後も描かれている。25歳になった杉村を演じるのは『東京リベンジャーズ』『余命10年』など数々の話題作へ出演し、来年はNHK大河ドラマ「どうする家康」への出演も決まっている山田裕貴、夕子を『おっさんずラブ』『来世ではちゃんとします』シリーズなどに出演し、女優業のほか、モデルとしても活躍している内田理央がそれぞれ演じる。

また、中学生時代の2人のキャストも発表された。杉村役(中学生)にはドラマ「あなたの番です」『るろうに剣心最終章 The Final』などに出演し、最近では「鬼滅の刃 遊郭編」のEDテーマ「朝が来る」のMVへの出演でも注目を浴びた荒木飛羽と、夕子役(中学生)には『糸』やドラマ「ラジエーションハウス」へ出演した住友沙来というフレッシュなキャストが抜擢されている。合わせて解禁された場面写真は、中学生時代の杉村と夕子のあの印象的な場面を切り取った写真はじめ、25歳となった2人が共に笑顔を見せている2ショット写真も。雫と聖司だけでなく、杉村と夕子が10年の時を経て、どのような物語を紡いでいくのか期待が高まる場面写真となっている。

山田裕貴(杉村役)コメント

いやぁ、やっと完成しました。
安心しました。
それがまず良かった、本当に良かった。
撮影したのはもう2年前。
この撮影を乗り切ることに、
この『耳をすませば』チームはずっと気持ちを繋げたままだったはずです。
良かった。お疲れ様でした。
そして、この作品も
あの『耳をすませば』の10年後も描かれています。
その10年があるから今が、未来が、輝く。
そんな、作品になっているんじゃないかと思います。
この作品がどんな形で皆さんに受け取ってもらえるか楽しみです。

内田理央(夕子役)コメント

オファーをいただいた時は、小さい頃に観ていた「耳をすませば」の実写化に驚きましたが、10年後のオリジナルストーリーとのことで夢中になって台本を読ませていただきました。
原作から10年後という時代背景なので、平成の懐かしさも感じつつ、成長したみんなの姿にちょっとドキドキしながら撮影をしました。
大人になった夕子と杉村の関係性にも是非注目してください。

『耳をすませば』は2022年10月14日(金)より公開!
監督・脚本:平川雄一朗
出演:清野菜名、松坂桃李/山田裕貴、内田理央/安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
©柊あおい/集英社 ©2022『耳をすませば』製作委員会