和山やまの人気マンガを実写映画化した『カラオケ行こ!』で主人公のヤクザ・成田狂児役を綾野剛、中学生・岡聡実役を齋藤潤が演じることが発表された。

原作は、合唱部部長の中学3年生が突然ヤクザにカラオケに誘われ歌の指導を頼まれるという奇抜なストーリー設定とゆるい笑いで、マンガ大賞2021第3位を始めマンガ賞に続々ランクインした累計55万部を突破した超人気コミック。合唱部部長の岡聡実(おかさとみ)はヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。狂児には何が何でも歌が上達しなければならない理由があった。聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うことになるのだが…。今年6月に映画化が発表され、キャストは未解禁にも関わらずSNSではトレンド入りするほどの話題となった。

今回、本作のメインキャスト2人が発表された。絶対に歌がうまくならなければならない主人公のヤクザ・狂児役には、『ヤクザと家族 The Family』「オールドルーキー」など映画・ドラマで様々な役を演じ分ける実力派・綾野剛。【中学生に歌の指導を頼むヤクザ】というこれまでにない一風変わった役柄に挑む。演技力豊かな綾野が演じる狂児が一体どんなキャラクターになるのか、期待が膨らむ。そして物語のカギを握る真面目だが毒舌、変声期に悩む合唱部部長の中学生・聡実役は、オーディションを勝ち抜き選ばれた期待の新星・齋藤潤に決定。オーディションを通して誰よりも成長し、そのパフォーマンスで山下敦弘監督や脚本の野木亜紀子ら審査員を魅了。綾野剛もオーディションの様子を見守り、決定後に早速綾野と齋藤の対面が実現した。今はハイレベルなレッスンを受けながら役作りの真っ最中。

11月からはいよいよ撮影が開始され、2023年の公開を目指して製作が本格スタートとなる。綾野剛と新星・齋藤潤が果たしてどんな化学反応を起こすのか―。監督は『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』など数々の人間ドラマに定評のある山下敦弘、脚本はドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画『罪の声』など多くの話題作を手掛ける稀代のヒットメーカー野木亜紀子と、豪華クリエイター陣と実力派キャスト×フレッシュな新人キャストの組み合わせで和山ワールドを演出する。

綾野剛(成田狂児役)コメント

お話を頂いた時は、とても嬉しかったです。大好きな作品、魅力的な狂児を体感できる喜び、なにより和山やまさんの世界を、山下敦弘監督、野木亜紀子さん、信頼するチーム、スタッフ、そして聡実くん役として出会った齋藤潤くんと一緒に創作できるという色々様々な喜びが渋滞してます。映画を通して『カラオケ行こ!』の新しい魅力をさらに見つける事ができたらと、原作に敬意を抱きながら、映画としての表現を最後まで諦めず、皆さんにとって魅力的な作品になるよう努めて参ります。よろしくお願いします。

齋藤潤(岡聡実役)コメント

初めまして。この度、『カラオケ行こ!』で岡聡実を演じさせていただくことになりました。齋藤潤、15歳です。オーディションに合格した時は正直本当に信じられなくて、今は本当に嬉しいです。最終オーディションで初めて綾野さんにお会いしたのですが、本当にかっこいい方です。これからも頼らせていただきたいと思います!変声期という悩みを抱えている聡実くんですが、狂児さんとの出会いややり取りを通じて少しずつ気持ちが変わっていく…そんな変化をスクリーンから伝えられるような聡実くんを目指したいと思います。

山下敦弘(監督)コメント

綾野くんとは何度か面識はあるが、一緒に映画を作るのは初めて。ストイックな印象のある綾野くんが、どんな〝狂児〟をイメージし、撮影までに仕上げてくるのか?監督として、楽しみでしょうがない。
オーディションで選ばれた齋藤潤くんも、もちろん一緒に映画を作るのは初めて。様々なハードルがある〝聡実〟という役を演じるのはかなり大変だとは思うが、良い意味でまだ未完成な齋藤くんが、綾野くんの演じる”狂児”をどう感じて、どんな影響を受け、”聡実”を演じきるのか?たぶん、この映画の肝はそこにかかっていると思う。

和山やま(原作者)コメント

綾野さんに狂児を演じてもらえるのはとても光栄に思います。どの役も魂を込めて演じられているお芝居に心を打たれていたので、狂児という役を安心してお任せできると思いました。
齋藤さんを拝見したときは、なんてバランスのいい方なんだ…と驚きました。きっとどんな役もこなしていかれる役者さんだと思い、そんな齋藤さんの聡実くんはスクリーンでどう輝くのでしょう。
映画化がますます楽しみになりました。

『カラオケ行こ!』は2023年に公開!
監督:山下敦弘
出演:綾野剛、齋藤潤
配給:KADOKAWA
©2023「カラオケ行こ!」製作委員会