のん×門脇麦×大島優子が三姉妹を演じる映画『天間荘の三姉妹』の寺島しのぶ×永瀬正敏のコメント映像が解禁された。

髙橋ツトムの代表作『スカイハイ』のスピンオフ作品『天間荘の三姉妹』を映画化。いのち、ひとの生と死、家族や近しい人たちとのつながりなどのテーマを、観る者の心に問いかけながら見つめていく。物語の軸となる三姉妹の三女役にはのん、次女役は門脇麦、長女役に大島優子という3人が顔をそろえた。いのち、ひとの生と死、家族や近しい人たちとのつながりなど誰にとっても他人事ではないテーマを、観る者の心に問いかけながら見つめていく。交通事故で臨死状態になったたまえ(のん)が、天空と地上の間にある三ツ瀬という街の旅館“天間荘” に導かれ、異母姉ののぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)の元で、旅館での仕事や、三ツ瀬の住人との出会いと別れを通して、“地上に戻る”か“天へ旅立つか”という選択肢に戸惑いながら、自分の魂の行方を模索していく物語。

今回、公開記念舞台挨拶に登壇した母・寺島しのぶと父・永瀬正敏が撮影時のエピソードや好きなシーンを明かすコメント映像が到着した。人々が自らの魂の行方を決めるために訪れる、天界と地上の間にある街、三ツ瀬にある老舗旅館“天間荘”の大女将・天間恵子を演じる寺島しのぶは、本作への出演を決めた理由を「(脚)本の持つ魅力。“天間荘”というところがあったならいいよね、という気持ちで一つ一つのシーンを心を込めて演じようと思いました」と告白。

一方、三姉妹の父・小川清志を演じた永瀬正敏は「大切な人を亡くされたり別れたりした時に、僕もお袋であったり弟を亡くしているので、彼らがどう思っているんだろう、どう過ごしているんだろうといつまでも考えてしまうので、(天間荘のような)ああいう場所があるのかもっていう提案ができれば、それは素晴らしい」と作品の魅力を話す。

好きなシーンについて寺島は「最後の、いざ行こうか、というところ。この家族どうなるんだろうな、来世でまた巡り合うのかな、と自分で色々考えながらみんなで手をつないでいました。とても印象深いシーンでした。」と、終盤で家族の魂が旅立つ思い出深いシーンを回想した。

たまえがイルカショーでデビューする際に、観客に向かって思いを吐露する寺島の演技について永瀬は「何度もやられていたんですよ。リハーサルの時から100%で。声をつぶしちゃうんじゃないかと心配しながらも、地元のエキストラの方にも協力していただけた。それ(=その姿)を見ていたので、皆さん(演技ではなく)本気で思っていただけた。あれはしのぶさんすごかったなと思いました」と絶賛。最後に、これから作品を観るみなさまに向けて「映画を観て、想いを繋げて欲しい」とのコメントで締めくくった。

コメント映像

『天間荘の三姉妹』は全国で公開中!
監督:北村龍平
出演:のん、門脇麦/大島優子、高良健吾、山谷花純、萩原利久、平山浩行、柳葉敏郎、中村雅俊(友情出演)/三田佳子(特別出演)、永瀬正敏(友情出演)、寺島しのぶ、柴咲コウ
配給:東映
©2022 髙橋ツトム/集英社/天間荘製作委員会