人喰いの若者達を描くティモシー・シャラメ主演映画『ボーンズ アンド オール』の特別映像が解禁された。

17歳と24歳の青年の生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描きアカデミー賞脚色賞に輝いた名作『君の名前で僕を呼んで』(2017)以来となるティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作。社会の片隅で生きる2人の男女が抱える秘密。それは生きるため本能的に人を喰べてしまうこと。その「謎」を解くための2人の逃避行が、そして予想だにしない純愛のゆくえが世界中で賛否を生んだ問題作。人を喰べる衝動を抑えられないリーを演じるのはティモシー・シャラメ。本作ではプロデューサーデビューも果たす。18歳でリーと運命的な出会いを果たしたマレンを演じるのはテイラー・ラッセル。

今回、ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞を受賞したテイラー・ラッセルが演じる主人公マレンにフォーカスした特別映像「人喰いマレン編」が解禁された。映画界を席巻するスタジオA24製作の『WAVES/ウェイブス』(2019)でのエモーショナルな演技で注目されたテイラーは、生まれながらに“人喰い”という宿命を背負い、逃避行を続けるマレンを演じている。

映像は、本能の赴くままに同級生に噛みついてしまったマレンがカセットテープの父の声を聴くシーンで始まります。「もう助けられない。お前のせいじゃない。生まれつきだ」と父に見放された彼女は、たったひとりで孤独な旅を始める。「こんな脚本は読んだことがなかった」というテイラーは、「マレンはとてもユニーク。彼女は人と繋がりたいけど、うまくいかない」と、禁断の宿命を背負った彼女は社会のアウトサイダーで孤独な存在だと指摘。初のアメリカでの撮影に臨んだルカ・グァダニーノ監督は、「マレンは18歳くらいの女性だ。10代真っ只中だけど、失ったものに対して強い気持ちがある」と分析する。

自分探しの旅を続けるマレンは、自分と同じ宿命を背負う青年リーと出会います。「仕方がない。俺たちはこの生き方だ」というリーを演じるのは、本作で映画プロデュースに初挑戦したティモシー・シャラメ。リーとの旅を続けるマレンは、「俺を悪い人だと思わない?」と問われ、「ただ、あなたを愛している 」と切なる胸の内を吐露するのだが…。

『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたティモシーは「テイラーとの共演はとても楽しかった。彼女はとてもオープンで、撮影では新しいことに挑戦していた」と彼女との共演を絶賛。「テイラーしかいない」と思ったという監督は「マレン役にぴったりだった」と太鼓判を押す。そして、突然現れる謎の“人喰い”サリーを演じたマーク・ライランスは「リアルな演技ができる俳優だ。 カメラを通して、彼女の考えていることがわかる 」と褒め称えている。映像のラストでは、テイラー・ラッセルが「本能に従って演技をすると、不思議な境地にたどり着くことが多い。何かに逆らった演技ではないので、良いことだと思う。人生の不思議さにただ身を委ねている感じ」と、女優としての新たな領域に進化できたと結んでいる。

特別映像

『ボーンズ アンド オール』は2023年2月17日(金)より全国で公開!
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス
R18+
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