『シャイロックの子供たち』の公開直前イベントが1月30日(月)に東京・神田明神で行われ、阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太(Kis-My-Ft2)が登壇した。

累計発行部数50万部を突破した池井戸潤による小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫)。池井戸が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える原作が、満を持して映画化。今回の映画は小説と展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。池井戸潤が太鼓判を押した脚本である映画版「シャイロックの子供たち」に、2018年に大ヒットを記録した「空飛ぶタイヤ」の本木克英監督はじめメインスタッフが再集結。そして主演の阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太をはじめ、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、橋爪功、柄本明、佐々木蔵之介と豪華キャスト陣が勢ぞろいしている。

原作者の池井戸潤とともに本殿でのご祈祷を終えたキャスト陣。「銀行員(の役)ですからこういう格好では会わないですからね」と話す阿部。そんな中で上戸からは「玉ちゃんは池井戸先生に『私服?』って言われてました」と明かされると、玉森は「私服で持ってきたと思われて」と笑いを誘い、「(キャスト陣とは)現場とPR中で会える時間が増えたので楽しいです」と笑顔を見せた。

撮影現場では「上戸さんがムードメーカーになって盛り上げてくださった。僕と阿部さんは人見知りで、なかなか会話がはずまない言いますか続かない」と上戸の存在に助けられたという玉森。これに阿部は「今日も会ってすぐに『髪色変えたじゃん!』と玉ちゃんにおっしゃって。僕昨日一緒だったけど気づいていないんです」と振り返り、玉森は「その真横で阿部さんが『え、いつから?』って」とやり取りを明かした。さらに阿部は「玉ちゃんはだいたいいつもかっこいいから」とコメントするものの、上戸からは「フォローになってない」とツッコミが入り、会場を沸かせた。

イベントでは、作品の内容にちなんでぷりあでぃす玲奈による金運鑑定を実施。「信じちゃうほうだからなるべく聞かないようにしている」と話す阿部。「ちょっと占いのページがあるときになっちゃうけど、閉じると忘れちゃうタイプ」と笑う上戸。一方で玉森は「見るぐらいはしたことがある」と占いをしたことはないという。

最初に阿部の金運鑑定結果が「達成感やステータスを優先にされる。3人の中ではお金儲けに一番興味がないタイプ」と披露されると「当たってるからしょうがない」と笑いを誘う阿部。2023年は「お金のことが全く気にならなくなる年。大切にしている人やもののためだったらお金を使うかもしれない」と言われた阿部は「嬉しくなってきた」と笑顔を見せた。

続けて、「自然にお金が増えていって全く困らない。金銭感覚にシビアな一面を持っている。くつろげる家の環境のためだったら惜しみなくお金を使う」と披露された上戸は「当たってます。家具を買うのは好きです。値段気にしないかも」と笑顔。さらに2023年は「癒しのためにお金を使ったり、いい意味でお金を使うと金運が上がる」と言われた上戸は納得している様子。

最後に玉森については、「商売上手の星を持っていて、お金を生み出す力が強い。人の心にスッと入るのがうまい。目上の方が金運を与えてくれる。一方で自分のための貯金がうまくいかない。無意識にお金が減っていくタイプ」と言われると「ちょこちょこ使い過ぎじゃってということはありました」と身に覚えがある様子の玉森は「買うのも好きだけどすぐに興味がなくなっちゃう」と明かした。

また、仲の良さをうかがわせるキャスト陣だが、「LINE交換しようってずっと言ってる」という阿部。これに玉森は「昨日も『LINE交換しよう』って阿部さんが本番中に行っていたけどすぐに(阿部が)帰りました」と明かし、さらに上戸からは「焼き鳥屋さんに連れて行ってくれるという話も撮影中からしているんですけどね」と明かされると、阿部は恐縮しきりの様子だった。

【写真・文/編集部】

『シャイロックの子供たち』は2023年2月17日(金)より公開!
監督:本木克英
出演:阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介
配給:松竹
© 2023映画「シャイロックの子供たち」製作委員会