主演・横浜流星×監督・藤井道人が現代日本の縮図を描いた異色のサスペンス・エンタテインメント『ヴィレッジ』の本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。

本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった現代日本が抱える闇をあぶり出す異色のサスペンス・エンタテインメント。監督を務めるのは話題作を手掛ける藤井道人監督。主人公の優を演じるのは横浜流星。どこにも居場所を見つけられずに生きてきた青年が、自分とこの世界をつなぐ唯一の希望を守るためダークサイドに転じる姿をリアルに体現し、黒木華、古田新太、中村獅童をはじめとした豪華出演陣との共演で、“今までに観たことない横浜流星”として新境地を魅せる。

今回解禁された本予告映像では、夜の闇を照らす美しい松明の炎、幻想的で荘厳な「薪能」の風景、全てを覆い隠すかのような深い霧と、それらを切り裂くような強烈なセリフと役者陣の凄まじい表情が映し出されていく。閉ざされた<ムラ>という世界に囚われ、どん底でもがき苦しみながら必死に生きてきた一人の青年・優を演じる横浜流星の、暗く虚ろな瞳と心からの叫び、暴力と権力を傘に好き放題し「犯罪者の息子よ!」と優を蔑み煽る村長の息子・透を演じた一ノ瀬ワタル、「この村早く出てぇだろ?」と凄むのは杉本哲太演じる<ムラ>を影で牛耳るヤクザの丸岡だ。さらに、借金を抱えながらもパチンコにのめり込む険しい目つきの優の母・君枝を演じる西田尚美や、炎に包まれる家の中、血まみれで涙を流す一人の男性の衝撃的な姿も初めて映し出される。

一方で、黒木華演じる美咲の「ずっと一人で戦ってたんでしょ?」という言葉に、思わず涙があふれる優とのエモーショナルなシーンも印象的だ。この言葉をきっかけに、別人のように生き生きと輝く優の姿も描かれており、美咲に心を救われ、唯一の希望を守っていく決意を表すかのような笑顔をみせる優だったが、ゴミ処理施設で働く奥平大兼演じる龍太の「この村やばすぎでしょ…」という言葉と共に次々と<ムラ>の闇が暴かれていく。「積み上げてきたものが全部なくなるんだよ、分かるな?」そうつぶやく古田新太演じる村長・修作の言葉の先に映し出された優の表情には、振り払えない闇がまとわりついているかのようにも感じ取れる。

彼を待ち受ける運命、村の光と闇とは何なのか?炎に包まれ、一筋の涙を流す男はだれか?村に隠された「やばすぎ」な秘密とは?そして、予告編のイメージを決定づける【同じ面をつけた集団】は一体何を意味しているのか?加えて作間龍斗演じる美咲の弟・恵一の思いつめた様子、中村獅童演じる刑事・光吉が捕らえるのは?暴れる透に、必死にすがる美咲に一体何が起きたのか?不法投棄、同調圧力、格差社会、貧困…現代日本の縮図とも言える<ムラ>に蔓延る闇を一身に抱えた青年が、崩れゆく人生の中で見つけた、たった一つの希望。だが抗えない運命が動き出す。濃霧の中に消えゆく優が行き着く先、そこにあるのは光か闇か。本編の期待と謎が深まる予告映像が完成した。

予告映像

併せて、超限定!カレンダー付きVillageフォトカードが特典に付いたムビチケカードが、2月23日(木・祝)に発売されることが決定した。本作の撮影をつとめたフォトグラファー出身の川上智之による撮り下ろしキャラクター写真とカレンダーが表裏一体となったフォトカードとなっており、1年通して映画『ヴィレッジ』の世界を楽しめる特典となっている。

発売日:2月23日(木・祝)
価格:1,500円(税込)
※先着・数量限定/一部劇場除く

『ヴィレッジ』は2023年4月21日(金)より全国で公開
監督・脚本:藤井道人
出演:横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一/杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太
配給:KADOKAWA/スターサンズ
©2023「ヴィレッジ」製作委員会