国際霊柩送還士の活躍を描く一話完結型のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で米倉涼子、“俳優人生で一番”準備に時間をかけ役作りした裏側を告白、さらにメイキング写真が解禁された。

本作は、佐々涼子が第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作とした感動のヒューマンドラマ。主人公で国際霊柩送還士の伊沢那美を演じるのは米倉涼子。国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届けるスペシャリスト。彼らは、突然大切な人を失った遺族の気持ちに寄り添い、最期の対面を実現させることで、遺族が前向きな人生を歩めるように手助けする。そんな国際霊柩送還士の活躍を、日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞者で、『コンフィデンスマンJP』シリーズや、大河ドラマ『どうする家康』の脚本でも注目されている古沢良太と、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや『緊急取調室』シリーズなどヒットドラマを手掛ける香坂隆史が涙と笑いと感動に満ちたドラマを描く。

物語の舞台は、主人公・伊沢那美率いる国際霊柩送還士が働く“エンジェルハース”という小さな会社。伊沢那美を筆頭に、高木凛子、マニアックな遺体処置のスペシャリスト・柊秀介(城田優)、元ヤンの若手社員・矢野雄也(矢本悠馬)、噂好きな手続担当・松山みのり(野呂佳代)、温厚だが得体のしれない運転手・田ノ下貢(徳井優)、金勘定にうるさい強面の会長・柏木史郎(遠藤憲一)ら個性豊かな国際霊柩送還士たちは、大切な人を失った遺族に最期のお別れをする機会を設けて、前を向いて今後の人生を歩んでもらえるよう、様々な困難に立ち向かっていく。

今回解禁されたメイキング写真では、真剣な眼差しで“唇”を制作する米倉の姿が写し出されている。本作で米倉が演じた伊沢那美は、“国際霊柩送還士”として日々奮闘している女社長。国内外で亡くなった方を、国境を越えて愛する家族の元へ送り届けるだけでなく、遺体をできる限り生前に近い綺麗な状態に戻す遺体修復も行うスペシャリストだ。そんな役柄を演じるため、米倉はまず国際霊柩送還士の仕事について徹底的な勉強を開始。あまり知られていない国際霊柩送還にまつわる膨大な資料を読み込み、伊沢那美のモデルとなった木村利惠が代表を務めるエアハース・インターナショナルを訪問し、傷ついた遺体を修復する技術、遺族が待つ家への遺体の搬送、遺族への心のケアなど、専門的な仕事内容を細部まで徹底的に頭に叩き込んで演技に臨んだ。

米倉が演じた伊沢那美は、遺体修復技術を持ち合わせているため、米倉は人体の一部を成形する練習も行いました。専用のワックス(蝋)を使い、本作で那美の上司である強面な会長・柏木史郎役を演じた10年来の俳優仲間・遠藤憲一の唇を完全再現している。これまでも演じる職業について入念に調べ、実際に働く方への敬意を払い、徹底的な役作りに努めてきた米倉。本作での役作りについて米倉は「私は役を演じる時、少しでも勉強して知識を入れてから演じないと気が済まないんです。今回は実際に国際霊柩送還に携わる会社に行きお話を伺ったり、膨大な資料を読んだりするなど、撮影に入る前の準備を入念に行いました。元々原作が好きで国際霊柩送還士というお仕事を知り尊敬していたので、この役を演じるのは相当な覚悟と自信を持って臨みました。今までの俳優人生で一番と言っていいほど事前準備に時間をかけて役作りを行ったかもしれません」と明かし、強い思い入れを持って演じている。

伊沢那美のモデルとなり、現場で所作指導も行ったエアハース・インターナショナルの木村利惠代表は「米倉さんが国際霊柩送還士を演じる上での惜しみない努力を注ぎ込むのを間近で見て、本当に素晴らしい女優さんだと思いました。“国際霊柩送還”、“エンジェルフライト”という言葉は世間になじみがないと思いますが、誰にも真似できない命がけの仕事をしているという想いから、自社独自で作り、商標登録している言葉です。そんな私たちが大切にしている“国際霊柩送還”という仕事に対するリスペクトを常に感じましたし、我々の役務を理解してくれようとする姿勢がすごく嬉しかったですね。例えば処置のすごく細かい所作一つにしても、実際に行う時はどうするのか?など、分からないことがあれば聞いてくれて、主人公・伊沢那美のモデルとなった実在する木村利惠を演じようとする姿に感銘を受けました。私たちが日夜、命を懸けて仕事に従事していることを見事に体現されています」と、役を完ぺきに演じるための努力を惜しまない米倉の姿に太鼓判を押している。

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』はPrime Videoで独占配信中
出演:米倉涼子、松本穂香
城田優、矢本悠馬、野呂佳代、織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)、鎌田英怜奈
徳井優、草刈民代、向井理、遠藤憲一