『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』の初日舞台挨拶が3月31日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、広瀬すず、櫻井翔、江口洋介、佐藤浩市、入江悠監督が登壇した。

2021年4月期の日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」は、天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井翔)が、探偵事務所「ネメシス」に集まる様々な依頼に挑む物語。ドラマの最終話から2年後の世界をドラマでは描くことができなかったスケール感で映画化。監督は『SRサイタマノラッパー』『22年目の告白―私が殺人犯です―』など数々のヒット作を手掛け、ドラマシリーズの総監督も務めた入江悠。映画化にあたって新たに脚本家として起用されたのは『アンフェア』シリーズの原作者・秦建日子。

「ネメシスとしていられる時間が楽しかったので、長かったようで、今日を迎えた瞬間にあっという間だったと感じました」と挨拶した広瀬。櫻井は「見ていただけるうれしさと、自分たちの手から離れてしまう寂しさと入り混じった感情です。同じ空間を共有することができて、貴重な場をいただきましてありがとうございます」と感謝の気持ちを口にした。また、観客から大きな拍手が起きると、広瀬は「ぞくぞくしました」と笑顔を見せた。

完成した作品を観て「実際につながったアクションは見ごたえのある、映像表現としておもしろいものが見れた」と話す櫻井だが、自身が出演していないシーンも「邪魔にならない範囲で遠くから見ていました」と明かした。これには広瀬も「全く(気づかなかった)」と明かし、佐藤も「それは分からないね」と言い、櫻井は「役衣装を脱いで、完全に景色と化していたんだと思います(笑)」と笑いを誘った。

また、“本作を一言で表すと?”という質問に、広瀬は「難しい…」と悩みつつ「見終わった直後からもう一回見たいと言っていて。一回だけじゃ伏線を見逃している気がして。一言では表せない映画なんじゃないかと思います」と答えた。さらに櫻井に同じ質問を振られると「アトラクションのような、駆け抜けるエンターテインメントを楽しんでいただける。アトラクション、いかがでしょう?」と答えると、大きな拍手に包まれた。

最後に櫻井は「ドラマから振り返ると2021年1月にクランクインした作品でした。2年近くの熱い想いが、キャストのみならずたくさんのスタッフと、2年近くの時間を一緒に過ごして作ってきた作品です。温かい愛情が詰まった作品になっていると思います」、広瀬は「この2年間、どこかに『ネメシス』があって、こうして形となって皆様にお届けできる日を迎えることができてうれしく思います。ネメシスファミリーは本当に楽しくて、その楽しさ、愛情であったり、映画で描かれているいろんな伏線を思う存分楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』は2023年3月31日(金)より全国で公開
監督:入江悠
出演:広瀬すず、櫻井翔
勝地涼、中村蒼、富田望生/大島優子
上田竜也、奥平大兼、加藤諒/南野陽子
橋本環奈/真木よう子
魔裟斗、栄信、岡宏明、駒木根葵汰、三島あよな/笹野高史
佐藤浩市/江口洋介
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023映画「ネメシス」製作委員会