『おとななじみ』のプレミア試写会が4月24日(月)に丸の内TOEIで行われ、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)、久間田琳加、萩原利久、浅川梨奈、村上健志(フルーツポンチ)、アン ミカ、松金よね子、髙橋洋人監督が登壇した。

ココハナ(集英社刊)にて2019年より連載が開始された大ヒット漫画「おとななじみ」(原作:中原アヤ/集英社マーガレットコミックス刊/全8巻)を、映画初主演となる井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)&久間田琳加のW主演で映画化。“おさななじみ”のまま“大人”になった井上演じる“超残念男子”・青山春(通称:ハル)とそんなハルに、ずっと思いを寄せる久間田演じる“オカン系女子”・加賀屋楓。なかなか縮まらない2人の恋に火をつけるのは、同じくおさななじみで楓に密かに思いを寄せる“超完璧クール男子”・蓮見伊織(萩原利久)と、3人を見守る“モテアネゴ系女子”・小戸森美桜(浅川梨奈)。ずっと隣にいたからこそ、進みそうで進まなかった20年間の片想い、そして、その恋模様に振り回される超個性的なキャラクターたちのラブコメディが誕生した。

撮影から1年が経ち、公開が近づいていることに「心からうれしく思っています。ドキドキが残っているのでみなさんからの感想を聞ける日々を楽しみにしています」と挨拶した井上。久間田は「ついにこの日が来たんだなと。1年前は先のように感じていたんですけど、来るとあっという間で、ずっとドキドキした毎日を過ごしています」と公開を待ち望んでいる様子を見せた。

主人公のおさななじみを演じた萩原と浅川だが、お互いの役作りについては「何かあった?」と笑いあう2人。「お兄さんぶってしまってクールに現場に入ったんですけど半日くらいで崩壊した(笑)それくらいあっという間にコミュニケーションが取れた」と現場の空気感を明かした萩原。これに井上は「最初にお会いしたときはクールで優しいお兄さんでかっこいいなと思っていたら、いざ撮影が始まったら楽屋で歌って踊って(笑)」と明かし、笑いを誘った。浅川も「主演2人が極度の人見知りっぽい感じがしたので、話しかけたりしたほうがいいんだろうなと思ったら、撮影が終わったら萩原くんが毎日のように歌って踊って(笑)打ち解けるのも早かったと思います」と振り返った。

舞台挨拶では、本作のキャッチコピー「近すぎて“好き”だけ言えないムズキュン・ ラブコメディ」 にちなんで、これまでに言えなかった“実は好きなこと”をフリップで発表。「駄菓子が好き」というアン ミカが「ご褒美に何袋も食べる」と明かすと驚きの声が上がる場面も。また、「最近二郎系デビューして30分くらい並んだんですけど、あまりのおいしさに衝撃を受けて」と明かした久間田だが自身でも料理をするようで「映えない料理ばかり作っています。茶色いやつ(笑)」と明かすと、アン ミカからは「ハルが好きなものばかり」とツッコミが入り、久間田が本作で演じたキャラクターとの共通点に、井上も「たしかに」と共感している様子だった。

そんな中で“コミュニケーション”と答えた井上は「人としゃべることが苦手だったんですけど、ハルという明るい役を通して人としゃべることの楽しさとか、いろいろな人の価値観を学ぶことが楽しくて。いろいろな人としゃべれるように少しずつなりました」と明かした。一方で現場では「みなさんがしゃべりかけたものに答える。なかなか自分から人の懐に入ることができなかったんです」と振り返り、本作の撮影を通して「人としゃべることが好きになりました。変わりました。友達がちょっと増えました」と笑いを誘った。これに萩原は「最後一緒に踊ってたじゃん。“おれの踊ってるところを撮って”と言わんばかりに」と暴露し、井上は「違う、そんなことしてない!(笑)ちょっと待って」と否定しつつも「めちゃくちゃ楽しかった。思わず踊りたくなるくらい楽しかった」と振り返った。

最後に久間田は「キュンキュンもできて笑えるポイントがあるところが、原作を読ませていただいたときから魅力的だと感じていたので、キャストのみなさんと一緒に素敵な作品を作りました。たくさん笑ってキュンキュンしていただけたらうれしいです」、井上は「背中を押してくれるハッピーな映画になっています。この時間が一生続けばいいのにと思うくらい、素敵な時間を過ごさせていただきました。その空気感がスクリーンに映っていると思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『おとななじみ』は2023年5月12日(金)より公開
監督:髙橋洋人
出演:井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、久間田琳加
萩原利久、浅川梨奈
岡本夏美、菊池亜希子、宍戸美和公、横澤夏子、村上健志(フルーツポンチ)
アン ミカ、松金よね子
©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会