『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』の@onefive「Chanceをつかめ!」舞台挨拶が5月25日(木)に新宿バルト9で行われ、@onefiveのMOMO、KANO、SOYO、GUMIと大谷健太郎監督が登壇した。

平尾アウリの累計100万部超えの大ヒットコミック「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を映画化した本作。2020年にはテレビアニメ化もされ、ABCテレビの2022年10月クールドラマ Lにて初実写ドラマ化され、原作の再現度の高さと”推し活”のあるあるが詰まった共感度の高いストーリーが話題となった。主人公・フリーターのえりぴよは、地元・岡山のマイナー地下アイドル・ChamJam(チャムジャム)のメンバー・市井舞菜に人生のすべてを捧げている伝説的なファン。自らの服は高校時代の赤ジャージのみ、収入の全てを推しである舞菜に貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして名前を呼び、プライベートでの布教活動など、推しが生きる活力となっている。そんな熱狂的なオタク・えりぴよを演じるのは、ドラマに引き続き、元乃木坂46の松村沙友理。

この日の舞台挨拶では、@onefiveとしての4人と、劇中で演じた「ChamJam」になりきった4人として切り替えながらトークを展開。初めにChamJamとして登場した4人は「初めて東京進出をして路上ライブを行ったのですが、その時にチラシを渡した方が岡山のライブも見に来てくれたんです。そこでの出来事がお仕事にもつながって、ChamJamにとって成長できた」と劇中のシーンを振り返りながら語るMOMO(空音)。KANO(眞妃)は「たくさんの方に知っていただいていると思うとうれしい」、SOYO(ゆめ莉)は「番組に出させていただいたのは初めてで緊張したんですけど、とても楽しかった」、GUMI(優佳)は「CMに初めて出た時は芸能人になったなと思いました!」とコメントし、笑いを誘った。

ここで大谷監督の“カット”の声がかかると@onefiveに戻った4人。岡山での撮影が多かった本作だが、「初めて岡山に行ったんです。お友達や家族にお土産をたくさん頼まれて、デパ地下で爆買いしたのが楽しかった」と振り返ったMOMO。KANOは「和田美羽ちゃんと前乗りして、プリクラ撮ったり遊んで、2人で桃を食べました」と笑顔を見せた。

「駅を降りて、原作とかアニメで見る景色が広がっていてびっくりした」と話すSOYO。GUMIは「撮休の日に散歩をして、結構岡山はホームみたいな感じになった。SOYOと散歩しているときに岡山グルメを食べようと探したんですけど、お腹が空きすぎてチェーン店のピザ屋さんに(笑)歩くのも面倒になっちゃって」と明かし、会場を沸かせた。

さらに、ここからChamJamとしてトークを展開。劇中パフォーマンスの推しポイントについて、MOMO(空音)は「ウィンクをしているところがあるんです。見つけて欲しいなと思います」と語り、KANO(眞妃)は「『ずっとChamJam』の最後で“眞妃ポーズ”をしているので見ていただけると」、SOYO(ゆめ莉)は「『ずっとChamJam』のゆめ莉のパートで(手を)クルクルして踊るところがあるんですけど研究したし、眞妃に見てもらって『上手』と言われたのでそこが一番好きです」、GUMI(優佳)は「優佳は全部が推しポイントなんですけど、優佳の笑顔です!」と元気いっぱいに答えた。

再び@onefiveに戻り、MOMOは「愛にあふれた作品で、この作品のおかげでたくさんの元気をもらえたし、たくさんのチャンスをもらえたと思っています。エンドロールの『Chance』までが『劇場版 推し武道』なので。歌詞の内容も作品の中でチャンスをつかんでいくChamJamの姿とリンクしているし、いい曲に仕上がっています」、KANOは「リリースイベントでファンの方との接触も多くなってきたので、映画を通してファン学んだのでこれから@onefiveでもそのことを糧にがんばりたいです」とコメント。

また、SOYOは「素敵な作品で何回見ても飽きないくらい大好きな作品です。最後のライブもキラキラしているので注目していただいて、私たちの主題歌が流れるので聞いてください」、GUMIは「ChamJamが一つの目標に向かって突っ走っていく姿が描かれていて、笑いあり涙ありの作品なのでたくさんの方に見ていただきたいです。昨日CDをリリースしてイベントもやっているので、新しい方に見てもらって私たちのことを推してくれる人が増えたらと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』は全国で公開中
監督:大谷健太郎
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽・伊礼姫奈・豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
配給:ポニーキャニオン
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会