広瀬すず主演映画『水は海に向かって流れる』の特別映像が解禁された。

田島列島がユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、26歳のOL榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの面々の想定外の日々を綴った、家族の元を離れて始まる、家族の物語。主人公・榊千紗を演じるのは『流浪の月』での好演の高い評価が記憶に新しい、広瀬すず。映画にドラマ、作品を重ねるごとに飛躍してきた広瀬が、クールで感情を表に出さない大人の女性を繊細に演じ、新たなステージに挑む。監督は、『そして、バトンは渡された』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』など、心潤す数々の群像劇を世に送り出してきた前田哲。人と人との向き合う過程を優しく描き、心の揺れ動きや溢れ出る感情を丁寧に映し出す。

今回、クセ者揃いのシェアハウスの住人を紹介する特別映像と、映像に出てくるポトラッチ丼のレシピ動画が解禁された。本作の試写会後、「映画のポトラッチ丼を作ってみた!」というSNS投稿や「ポトラッチ丼が美味しそうだった!」「料理にもときめいた」というたくさんの声が上がる中、映画『水は海に向かって流れる』公開を記念して、「時短で美味しい映画飯」として、レシピ動画サービス「クラシル」とのコラボレーションが決定した。

シェアハウスの住人を紹介する特別映像は、海外出張中の教授(生瀬勝久)が帰ってくるため、バーベキューの準備をするシーンで始まる。榊さん(広瀬すず)が振る舞う料理を楽しみに待つ住人たちは、榊さんが持ってきた分厚いお肉に思わず「おぉ~!」と全員で声を揃えるが、海外にいることが多い教授のことを慮った茂道(高良健吾)は、「でもさ、久々日本に帰ってきたらお刺身とかが食べたいんじゃないの?」と素朴な疑問を口にする。すると榊さんは「大丈夫!国産和牛だから」と、動じることなく、いつも通りクールに回答。そんな榊さんに「え!なんの大丈夫?」とツッコむ茂道とのほのぼのとしたやり取りは、見ている側もシェアハウスに足を踏み入れたような映像となっている。

さらに、今回の紹介映像の中では、新たな本編映像の一部も映し出される。いつもちょっと不機嫌でクールな榊さんが、「撤回してください、恋愛しないって」と、年下の楓に迫られるシーンやシェアハウスで何やら気まずそうな直達を目で追う様子、土手で直達に「ありがとう」と素直に語りかけるお姉さんな一面は必見だ。笑顔を見せないOL役の広瀬すずとクセ者揃いのメンバーに期待高まる。

今回の特別映像にもあるように、シェアハウスの会話の真ん中にはいつも、榊さんが気まぐれに作る ボリューム満点の料理が登場する。その中のひとつ、本作の冒頭に登場するポトラッチ丼とクラシルがコラボし、見事に再現されたレシピ動画を、榊さん役の広瀬すずがコメント付きで紹介している。ポトラッチ丼とは、榊さんがシェアハウスメンバーに振る舞う定番の“おもてなし料理”で、アメリカ先住民の言葉を借りて“ポトラッチ丼”(ポトラッチ:先住民の言葉で「贈り物」の意)という愛称が付けられている。幅の広い上質なお肉を豪快に鍋に入れ、甘辛いつゆを絡めて作る特製牛丼。どんな気分の日でも手早く作れて、心とお腹が満たされる逸品を堪能したい。

シェアハウス住人紹介映像
ポトラッチ丼レシピ動画

『水は海に向かって流れる』は2023年6月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開
監督:前田哲
出演:広瀬すず
大西利空、高良健吾、當真あみ/勝村政信
北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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