渡邊圭祐のデビュー5周年を記念した単独トークイベント「渡邊、5周年トークイベントしてみた。」が6月17日(土)に都内で行われ、囲み取材に渡邊圭祐が登壇した。

ドラマ「仮面ライダージオウ」のウォズ役でデビューした。クランクインの3日前まで地元・仙台の古着屋でアルバイトをしており、2018年6月29日から役者人生がスタートした。以降、映画、ドラマ、舞台など主演を含む多数の作品に出演し、活躍の場を広げている。今回のイベントは、この濃厚な5年間をじっくり振り返り、ファンと一緒に5周年をお祝いしたいという思いから開催。ここでしか聞けない渡邊の「オフ」の話や、感謝の意を込めて来場者全員とのチェキ撮影会も開催された。

今回行われたイベントでは、5年間を振り返り、ファンとともに5周年をお祝いした。イベントについて「こんなに楽しいと思っていなかった」と顔をほころばせた渡邊は「ファンの方と距離が近いので、一人一人と会話ができている気がする。これからもやっていけたら」と語った。

そのイベントではファンについては「埼玉県の方が多かったです。和歌山県と新潟県も多かったです」と語り、「東京・埼玉・神奈川は多いなと。もうちょっと広げて西日本も。近畿が抜けていたのかなと思ったので、そこで仕事を増やしていけたら。(力を入れていきたいのは)近畿ですね」と“リサーチ結果”を披露した。

2018年に『仮面ライダージオウ』のウォズ役でデビューした渡邊だが、デビューから5年が経っての変化について聞かれると「あまりないかもしれないです」と話し、「仕事に対する向き合い方はもちろん変わってきて、成長といったところではあるんですけど、人間性は極めて何も変わっていないというのが個人的な印象です」と語った。

デビュー作では、クランクイン3日前まで働いていたことについて「オーディションに受かると思っていなかったので、上京して仕事を始めるまでの期間が少なかった。なかなか仕事はすぐに辞められないので、ギリギリまで働きますという意思表示と恩返しとして古着屋に誠意を見せた」と振り返った。

そのデビュー作では「1作目は何も分からない状態だったので、いろいろな人を見て、真似て。そこまで大変だったと思うことはあまりないかもしれない」と改めて振り返った。一方で「知っているフリをします(笑)」と明かす渡邊は「そういうプライドは捨てていきたい」と笑い、今年11月に30歳になることで「知らないことは知らないと言える人になりたい(笑)そういった意味で大人になっていきたい」と抱負を語った。

デビューからの5年間で印象に残っている出来事については「舘ひろしさんとご一緒したときに、自分の出番ではないのにモニターで見ていただいて、『いい目だな』と言われたのは一生心にとどめ続ける言葉だろうなと思っています。目だけは自信もって6年目以降もがんばろうと思います」と明かした。

今後は「何でもやりたい。いただけるお仕事は全力で取り組んでいけたら。でも変わらず自分というものを大切にしながら、存在意義も確立しながら、一人の大人として成長していきたいと思います」と意気込みを語った。

【写真・文/編集部】