MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品『アリスとテレスのまぼろし工場』の本ポスタービジュアルが解禁され、併せてムビチケの発売が決定した。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの脚本を担当し、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督最新作でMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション。突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町が舞台。いつか元に戻れるようにと、住民たちは何も変えてはいけないルールを作り、鬱屈とした日々を過ごしていた中で、中学三年生の正宗は気になる存在の謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにはいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女―。2人の少女と正宗との出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった…。主人公・菊入正宗役を榎木淳弥、正宗の同級生・佐上睦実役を上田麗奈、謎の少女・五実役を久野美咲が演じる。

今回解禁された本ポスターには、お互いを見つめ合う正宗と睦実の横顔がクローズアップされており、その迫力に目を奪われる。お互いの息遣いがすぐにわかってしまいそうなくらい顔を近づけ、言葉にならない感情が膨大なエネルギーとなって弾けそうなのを、こらえているのか、放とうとしているのか。そんな二人の背景には、光に包まれた工場風景が広がり、<変化は悪>とされるこの町自体が、二人のエネルギ―に耐えられなくなったかのように、ひび割れのような筋が、縦横に走っているのも見てとれる。このひび割れは、世界の均衡が崩れ始めた証なのか、それとも未来へともがく、少年少女たちに関係があるものなのか―。

まだまだ謎に包まれている本作だが、まさに“恋の衝動が世界の均衡を崩し始める”様を感じさせる力がポスター全体からあふれ出ており、観る者の心を強く揺さぶる画になっている。ポスターに描かれている正宗と睦実の姿は、制作発表時に岡田監督が「この、『アリスとテレスのまぼろし工場』は曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語です。」と語った言葉が表現されている、正に本作を象徴する1枚。本編でこのシーンがどう描かれているのか―。

併せて、ムビチケ前売券(カード&オンライン)が、7月28日(金)より販売されることが決定した。ムビチケ前売券(カード)は、全国の上映劇場(※一部劇場を除く)及びメイジャー公式サイトにて販売。ムビチケ前売券(オンライン)はムビチケ公式サイトにて販売され、オンライン限定の前売購入デジタル特典として「特別スマホ壁紙」が購入者全員に特典として用意される。さらに、全国のローソンでは、『アリスとテレスのまぼろし工場』のイラストが描かれた【<@Loppi限定>温感マグカップ&アクリルコースターセット付ムビチケコンビニ券】が販売される。

『アリスとテレスのまぼろし工場』は2023年9月15日(金)より全国で公開
原作・脚本・監督:岡田麿里
出演:榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲/八代拓、畠中祐、小林大紀、齋藤彩夏、河瀨茉希、藤井ゆきよ、佐藤せつじ/林遣都、瀬戸康史
配給:ワーナー・ブラザース映画、MAPPA
©新見伏製鐵保存会