世界中で愛されるブルーナ絵本の魅力に迫る「ブルーナ絵本展」のオープニングイベントが、8月14日(月)に松屋銀座 イベントスクエアで行われ、菅井友香が登壇した。

世界中で人気の絵本の主人公「ミッフィー(うさこちゃん)」の生みの親として知られるディック・ブルーナが初めての絵本『de appel(りんごぼうや)』(初版)を出版したのは1953年。その後、1955年に『nijntje(ちいさなうさこちゃん)』(初版)を出版し、生涯で120冊を超える絵本を世に送り出してきた。本展では、冒険心いっぱいのくまの男の子「ボリス(ぼりす)」シリーズをはじめ、ブルーナの子どもたちの先生から着想を得たぶたの「ポピー(うたこさん)」、勇敢ないぬの「スナッフィー(くんくん)」、そして『しらゆきひめ』などのおとぎばなしシリーズまで、ミッフィー以外の作品にも着目し、ブルーナの絵本創作に共通するデザインワークやユーモアをひもとく。

8月15日(火)の本展の開幕に先駆けて行われたオープニングイベントには、ブルーナ絵本の世界に魅了された菅井友香が登壇した。先に本展を鑑賞した菅井は「ブルーナさんと言えばミッフィーというイメージがあったのですが、くまのボリスをはじめてたくさんのかわいいイラストを見ることができて、温かい気持ちになりました」と語り、「メモとか、ブルーナさんが残されたイラストの細かい跡を見させていただいて愛情を感じました」と新たな発見もあった様子。

たくさんのキャラクターの中が展示されている本展だが、ボリスのぬいぐるみを手に登場した菅井は「くまのボリスがかわいくて、このぬいぐるみを見せていただいてドハマりしてしまいました(笑)」と話し、「丸いお顔と色使いが好きで、安心感があります」と笑顔を見せた。

また、自身も母親にブルーナの絵本を読んでもらったことを覚えていると話す菅井は「大人になってもイラストで覚えているんだなとビックリしました」といい、「懐かしくて、絵本とともに小さいころの温かい思い出がよみがえってくるような気持ちになりました」とコメント。さらに「母に読み聞かせをしてもらっていたので、自分も憧れがあったのか、小学5年生の時に図書委員に入って低学年の子に読み聞かせをしていました。少しだけお姉さんになった気分を味わえていました」と明かした。

1つの作品のために100枚のスケッチを描いたというほどこだわりがあるブルーナの絵本だが、自身のこだわりについて聞かれると「興味が出たことはなんでもやってみようという気持ちを大切にしています。即行動に移すことを大事にしていて、自分で足を運んで肌で感じてみて」と明かした。また、「今年はチャレンジをする年にしています」と語る菅井は「絶対なんとかなるという気持ちを大事にしています。誰かに相談できるんだと思うと勇気が湧いてきます」と語った。

最後に菅井は「ブルーナさんが愛情と時間、情熱をかけて描いてくださったたくさんのイラストを見ることができます。ここでしかゲットできないかわいいグッズもたくさんあります。ブルーナさんがイラストを通して、私たち全員に注いでくださった愛情を感じにいらしてください」と本展をアピールした。

【写真・文/編集部】

「ブルーナ絵本展」
dick bruna: zijn werken voor prentenboeken
会期:2023年8月15日(火)~8月30日(水)※会期中無休
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア(東京都中央区銀座3-6-1)
開場時間:10時~20時(※8月20日(日)、27日(日)は19時30分まで)
※最終日は17時閉場
※入場は閉場の30分前まで
※混雑の際は待つ場合や整理券を配布する場合がある
入場料:一般 1,200円(1,000円)、高校生 800円(700円)、小中学生 600円(500円)
※未就学児無料
※すべて税込
※()は前売り料金 
※前売券はローソンチケット(Lコード32277)にて取り扱い
※入場方法などの詳細は 展覧会公式サイトにて
主催:「ブルーナ絵本展」実行委員会(朝日新聞社、松屋、フジテレビジョン)
企画協力:ディック・ブルーナ・ジャパン、Mercis bv

Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2023 www.miffy.com