『アナログ』の完成披露イベントが8月28日(月)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、板谷由夏、タカハタ秀太監督が登壇した。

ビートたけしによる原作小説を、主演・二宮和也、ヒロイン・波瑠を迎えて映像化する本作。二宮演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆき。喫茶店で出会ったふたりが交わした、たったひとつの大切な約束。「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく…。2人の恋愛を通じて描かれ、コロナ禍を経た今だからこそ改めて気づかされる、いつの時代も変わらない愛の原点=〈好きな人にただ会える喜び〉を描いた懐かしくて新しいラブストーリー。

二宮と波瑠が演じる2人が“毎週木曜日に同じ場所で会う”ということにちなんで、自身の習慣について聞かれると「動画を水曜日と日曜日にあげているので、月曜日と金曜日がデッドラインだと思って生きています。結果的に習慣になりました。決まったお仕事が今までなかったので」という二宮だが、今の“デッドライン”の状況を聞かれると「今は追われています。乃木さんにも追われているので、ダブルで追われている」と、自身が出演する『VIVANT』のネタを入れ、笑いを誘った。

「毎週日曜日に水槽を洗います。小さいふぐを3匹飼っているんです」という藤原は、そのふぐの名前について「野球が好きなので“スライダー”・“シュート”・“チェンジアップ”。チェンジアップは長いので“チェ”って言っているんです」と明かした。

本作の撮影は広尾などでほぼオールロケで行われたが「普通に通っている道で撮影したのが印象的でした」と振り返る二宮。波瑠も「見慣れた景色過ぎて不思議」と共感していた。そんな撮影では「幼馴染の3人のシーンを、台本にない部分を長くカメラを回していただいた」という桐谷は「1分くらいで終わるシーンを15分くらい止めずに。毎シーン。つなげたら『ゴッドファーザー』以上の尺になると思った」と笑いを誘った。

また、「二宮くんは後輩とたくさん共演されているので距離の縮め方がうまい方だと感じました」という藤原は「撮影が終わってからも、『今日ありがとう、明日よろしく』と言いに来てくださったんです。『優しい!』と思って、帰ろうとしたら両足の靴紐が結ばれていて、それを見に来たんです」と二宮のイタズラを明かすも、「俺じゃないよ」という二宮に、藤原が「じゃあ誰ですか、逆に怖い」と返すと「俺も怖い」と認めない二宮。これに藤原は「僕のミスです、クセで両方結んでいたかもしれない。それくらい楽しい現場でした(笑)」と答え、笑いに包まれた。

最後に二宮は「この映画は季節感が重要で、ちょっと肌寒くなってきたときにちょっと温めてくれるような、じんわりするようなテイストが続いて、心地いい映画になっていると思います。ちょっとだけ温めてくれるような映画の質感をみなさんに味わっていただきたいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『アナログ』は2023年10月6日(金)より全国で公開
監督:タカハタ秀太
出演:二宮和也、波瑠
桐谷健太、浜野謙太/藤原丈一郎(なにわ男子)
坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美
鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子/リリー・フランキー
配給:アスミック・エース=東宝
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