Netflix映画『クレイジークルーズ』の配信記念イベントがMSCベリッシマ船内で行われ、吉沢亮、宮﨑あおい、吉田羊、安田顕、瀧悠輔監督が登壇した。

W主演に吉沢亮と宮﨑あおいを迎え、脚本を坂元裕二が手がけ、瀧悠輔が監督を務める本作。物語は、エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、お客様からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(吉沢亮)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(宮﨑あおい)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。初のNetflix作品となる脚本の坂元裕二が、自身の手がけた作品史上最大のスケールと語る豪華エンターテインメント作品。吉田羊、菊地凛子、永山絢斗、泉澤祐希、蒔田彩珠、長谷川初範、高岡早紀、安田顕など、“いわくつき”でクセ強めな登場人物たちを見事に演じる個性派キャストたちが脇を固める。

コロナ禍で実際の撮影は断念したものの、実寸大で制作されたセットやVFXとCG技術によって再現され、本編の舞台にもなっているMSCベリッシマでのイベント開催に、吉沢は「撮影で来るはずだったベリッシマ号に、1年半越しに満を持して乗船できたことをうれしく思います」と挨拶。宮﨑は「『船ないな』と思って振り返ったらビルだと思っていたのが船で。入ってずっとワクワク浮き足だっております」と驚きを明かした。

本作の脚本は坂元裕二が担当しているが「坂元さんならではのユーモアあふれるおもしろさの中にも、人間の本質が見え隠れするおもしろい本だと思いました」という吉沢は「セリフが魅力的で。このセリフも言ってみたいなというのがあふれている台本だった」と魅力を語り、完成した本作には「CGの力や壮大なセットの力で、『乗ってるじゃん』と(思えるような)すごい画になっていました」と自信を見せた。宮﨑は「エキストラの方一人一人にきちんと衣装があって。映っている世界観に嘘がない」と語った。

また、残念ながら船内での撮影は叶わなかったものの、安田は「時間をかけてきちんと撮れば十分に通用する」と自信を見せた。さらに、その撮影時には「ケータリングが豪華で、心のゆとりにつながる。あのケータリングは経験したことがない」と驚いている様子の宮﨑は、急遽撮影がなくなった際には「(スタッフに)弟子入りさせていただいてエプロンをお借りして、“あおい”と名札を付けてフルーツを切らせていただいたり、ちゃんこの材料を切って働いていました。幸せな思い出として残っています」と明かすと、瀧監督は「コーヒーを取りに行ったら宮﨑さんが働いていた」と振り返った。

旅先でのトラブルを聞かれた吉沢は、北海道でのイベントの際に「盛大に寝坊をしてしまい、予定していた飛行機に乗れなかったんです。あまりにも時間がなさすぎて、会場までのタクシーでメイクと着替えを済ませて、着いたら登場する5分前でそのまま出るという。その日、いつもの1.3倍くらいに盛れてました、なぜか」と笑いを誘った。

最後に吉沢は「素敵なおもしろい作品ができたと思います。たくさんの方に観ていただきたいです」、宮﨑は「コメディな部分もおもしろくてたくさんあるんですけど、坂元さんが紡がれた言葉の中に深い素敵なセリフがたくさんあります。隅々まで楽しんで観ていただけたら」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

Netflix映画『クレイジークルーズ』は2023年11月16日(木)よりNetflixで世界独占配信
監督:瀧悠輔
出演:吉沢亮、宮﨑あおい
吉田羊、菊地凛、永山絢斗、泉澤祐希、蒔田彩珠
岡山天音、松井愛莉、近藤芳正、宮崎吐夢、岡部たかし
潤浩、菜葉菜、大貝瑠美華、眞島秀和、林田岬優、光石研
長谷川初範、高岡早紀、安田顕