フュリオサの新たな物語が明かされる『FURIOSA: A MAD MAX SAGA(原題)』が『マッドマックス:フュリオサ』の邦題で2024年に公開されることが決定した。

2015年に公開され、そのリアルで圧巻なノンストップ・カーアクションが映画の歴史を変えた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。石油も、そして水も尽きかけた世界。愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)と、資源を独占しー恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーに反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)の自由への逃走劇は世界中で大ヒットした。中でも称賛されたのは、自らバズカットを提案したシャーリーズ・セロン演じたフュリオサ。そのクールで謎めいた姿の裏で、生きるために爆発する極限状態の本能は、観るものを異常なまでに興奮させ、映画の真の主役と評された。

そのフュリオサの新たな物語が明かされる―。シャーリーズ・セロンからフュリオサを引き継いだのは、『クイーンズ・ギャンビット』や『ラストナイト・イン・ソーホー』のアニャ・テイラー=ジョイ。繊細で痛みを抱えるキャラクターを力強い目と優美なルックスでパワフルな人間らしいキャラクターに昇華する演技力を持ち合わせ、今年大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のピーチ姫の吹き替えも担当するなど、今ハリウッドの最旬な俳優だ。

共演には『アベンジャーズ』シリーズで日本でも大人気のクリス・ヘムズワース。監督は1979年に公開された『マッドマックス』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』までの4作品の創始者であり、国内外の多くのクリエイターや作品に影響を与えた、『マッドマックス』サーガの偉大なる巨匠ジョージ・ミラー。

舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。彼女はウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわす…。数々のアクションシーンには、イモータン・ジョーに馴染みの改造車や彼を神のように崇拝する私設軍隊のウォーボーイズが映し出され、そして、ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油…土地の覇権を巡る争いから、フュリオサの数々の試練と故郷への道を探す姿が描かれていく。

激しさを増す追跡や炸裂するバトル。「私はフュリオサ」と叫ぶ彼女に「問題はお前が歴史に名を残せるのかだ」とディメンタス将軍が語りかける。本作について、ジョージ・ミラー監督は「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と話しているように、予告編の最後には、バズカット姿の成長したフュリオサが披露される。

前作では、5か月に及ぶ砂漠での撮影はフィルム480時間分にも及び、そのすべてを観るには3か月かかることが発表され話題になったが、本作でもどこまで過酷なリアルアクションが映像に焼き付けられているのか、荒廃した砂漠の大地で繰り広げられる究極のスリルライドは、2024年のマスターピースになることは必須だ。

US版予告映像と共にブラジルコミコンで解禁されたファーストルックのビジュアルは、黄金に輝くフュリオサを、名誉の戦死を遂げ魂が英雄の館に招かれたであろう屍たちが称えている。まさにマッドマックスの世界であり、
彼女の修羅の道を想起させる観たことがないビジュアルになっている。

US版予告映像

『マッドマックス:フュリオサ』は2024年に全国で公開
監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
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