伝説の名作がミュージカルとしてスクリーンによみがえる―『カラーパープル』の日本版ポスタービジュアルが解禁された。

本作のオリジナルは、スティーブン・スピルバーグがピューリッツァー賞受賞の同名小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされた。そんな名作が38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンによみがえる。プロデューサーはスピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、“希望”と“自己肯定感”を求める女性たちの姿をエモーショナルにとらえ、圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている。

12月25日に全米で公開され、大ヒットスタートを記録した本作。アンサンブルキャストによるゴージャスなミュージカルシーンや、女性同士の連携を描くエモーショナルなドラマが高く評価され、米批評家サイトRotten Tomatoesでは「これまでのすべてのジャンルに敬意と尊敬の念を払いながら、21世紀のまったく新しい世代にも受け入れられるように見事に仕上げている」など絶賛のレビューが相次ぎ、88%のハイスコアを獲得している(12月25日現在)。不屈の魂とユーモアで数々の苦難に立ち向かう主人公セリーの姿が、困難な時代を生き抜く力をくれる今こそ必見の希望の物語が、2月9日(金)に日本公開を迎える。

今回、日本版ポスタービジュアルが解禁された。「最愛の妹と、自由を奪われたセリー。運命の出会いが今、彼女を立ち上がらせる」のキャッチに、第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたファンテイジア・バリーノ演じる主人公セリー(右上)と、タラジ・P・ヘンソンが演じる、彼女の運命を変える歌姫のシュグ(左)、そして、ゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートのダニエル・ブルックスが演じる支配的な男性にも屈しないソフィア(中央下部)、3人のヒロインたちが配され、未来に向かって瞳を輝かせている姿が印象的だ。

オリジナル版でソフィアを演じ、今回製作を担当したオプラ・ウィンフリーが、スピルバーグに再映画化を持ち掛けると、彼は快諾したという。「女性たちが声をあげる機運の盛り上がりを象徴するMeToo運動が起きている今が、そのときだ、とスティーブンは悟ったんです」。こうして、スピルバーグも製作に加わり、オリジナル作品からブロードウェイでの大ヒットを受けて、新たな『カラーパープル』の企画は進められた。父と夫に支配され、最愛の妹と生き別れた主人公セリーが、不遇な日々を送る中でもユーモアと希望を失わず、不屈の精神で人生を変えていく物語。型破りな女性たちと出会いを通して自分の価値に気づき、自らが輝く場所を見つけていく物語は、先の見えない現代にこそ必要な“希望”と“自己肯定感”に満ちた、必見の感動作となっている。

『カラーパープル』は2024年2月9日(金)より全国で公開
監督:ブリッツ・バザウレ
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー
配給:ワーナー・ブラザース映画 
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