第76 回カンヌ国際映画祭<最高賞>パルムドール受賞『落下の解剖学』の本編特別映像が解禁された。

人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れるが――。第76回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞、第81回ゴールデングローブ賞では脚本賞、非英語映画賞を受賞した。

今回、逃れられない現実を突きつけられる本編特別映像が解禁された。不審な転落死を遂げた夫の死因は、事故か自殺か他殺か──警察の捜査の結論はいまだ出ていない中、妻サンドラは過去付き合いがあった弁護士のヴァンサン(スワン・アルロー)に助けを求める。やがてヴァンサンから淡々と伝えられる、客観的事実。「現場にいたのは君だけ、それに君は彼の妻」「君が寝てる間に誰かが来て殺したと、主張するのは無理があるだろう」―それを聞いたサンドラは「待って、私は殺してない」と思わず口を挟むが「問題なのはそこじゃない」と一蹴、自身から夫殺しの容疑を晴らすために必要なのは<真実以外>であるという逃れられない現実を突きつけられるシーン映像となっている。

本編特別映像

『落下の解剖学』は2024年2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開
監督:ジュスティーヌ・トリエ  
出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ 
配給:ギャガ
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