伊野尾慧が9年ぶりに舞台出演するブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』が4月9日(火)に開幕するのに先駆けて、8日(月)に取材会が行われ、伊野尾慧、松田るか、岸 祐二、霧矢大夢、演出を担当する小山ゆうなが登壇した。

1992年にアンドリュー・バーグマンが監督・脚本を担当し、ニコラス・ケイジとサラ・ジェシカ・パーカーの出演で公開された映画『ハネムーン・イン・ベガス』をミュージカル化した本作。脚本は映画版の同作やデミ・ムーア主演『素顔のままで』などを監督したアンドリュー・バーグマンが担当。2015年には『チャップリン』でトニー賞主演男優賞にもノミネートされ、日本でも上演されている『サムシング・ロッテン!』や『ビートルジュース』のブロードウェイ版に出演していたロブ・マクルーア主演でブロードウェイでも上演された。ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動を描くコメディミュージカル作品。演出は、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した今最も注目を集める演出家・小山ゆうなが手掛ける。

主演はHey! Say! JUMPの伊野尾慧。伊野尾が演じるのは、結婚に対して極度の恐怖心を抱く平凡な男ジャック・シンガー。2015年に上演された舞台『カラフト伯父さん』以来、9年ぶりの舞台出演で、初めてのミュージカルに挑む。共演には、ジャックの恋人ベッツィ・ノーラン役に松田るか、ラスベガスの富豪トミー・コーマン役に岸祐二、ジャックの味方となるバディ・ロッキーとロイ・ベーコンの2役を演じるのは上口耕平、トミーの部下ジョニー・サンドイッチ役に小柳友、ジャックを誘惑するハワイの女マヒ役に青野紗穂、ジャックの母ビー・シンガー役に霧矢大夢といった実力派が顔を揃えた。

「舞台が9年ぶりで、ミュージカルも初めてで日々が新しい発見」という伊野尾は「いろいろな姿を見せられればいいなと思って演じている」と挨拶。共演する松田は「たくさん笑っていただいてみなさんの免疫力を上げられるような舞台に」と意気込み、岸は「(伊野尾)慧くんの魅力を精一杯引き出せれば」と語った。一方で霧矢は「こういう場にふさわしくない衣装ばかりなので」と会見では劇中衣装ではないことを明かし、笑いを誘った。

ミュージカル初挑戦となった伊野尾は「33歳で新しいことにチャレンジするのは緊張感がある。普段もHey! Say! JUMPで歌を歌わせていただいていますけど、普段は力強いメンバーがいるので。歌に対する不安があったので最初は大丈夫かなという心配もありました」と明かした伊野尾だが、“楽曲数が少ない”とマネージャーから聞いたことで出演を決めたことを振り返りつつ「今思うと(楽曲数が少ないと)騙されてよかったと思っています」と笑顔を見せた。

「伊野尾さんの素直さがジャックにいい作用を与えている」という松田は「常に100%で全力でぶつかっていくジャックの良さが、伊野尾さんの素直さが上に乗ることで魅力を増幅する」と印象を語り、「(伊野尾は)みなさんの意見を絶対に聞く。いろんな人に『ここってどうかな』と聞きに行っていて、ちゃんと聞き入れてお芝居に反映される」と伊野尾の普段の様子を明かし、岸も「おれが(松田)るかちゃんと話しているところを横目で見て、『何を教えていたんですか?』と聞きに来るくらい興味津々」と明かし、伊野尾は「ミュージカルを全然知らなくて、1年生ということで」と語った。

岸は「『チャーリー(とチョコレート工場)』の時に(堂本)光一くんと事務所の方とお食事をさせていただく機会があって、『伊野尾をよろしくお願いします』と」と振り返る岸だが、伊野尾は「岸さんがいろんなお話をしてくれるんですけど、その話を僕があんまり聞いていないと『おい、光一に言うぞ』と(笑)(岸から)ちょこちょこ光一くんの名前が(出てくる)。岸さんを見ているようで、岸さんの後ろにぼんやり見える光一くんを見ているような」と笑いを誘った。

また、霧矢は「(伊野尾は)すごくまっすぐに受け止めて返してくれる。役柄としては突き放すような母親とか、脅すようなことばかり言うんですけど愛情のかけがいがある」と絶賛すると、伊野尾は「普段もいろいろアドバイスをいただいて。松田さんとカップルということで距離感とか雰囲気を、霧矢さんが『まだだめ、もっと』とか。見せ方とか佇まいの部分をいろいろなアドバイスをくださって」と感謝の気持ちを口にした。

「お話をいただいたときに発声だったり歌の練習はできるだけ早めにさせていただいた」という伊野尾に小山は「お稽古が終わってからも誰よりも遅くまで稽古場にいて歌のお稽古を」と明かし、伊野尾は「放課後毎回居残らせていただいて」と振り返った。また、小山は「みんなとコミュニケーションを取って愛されている。ミュージカルのセンターにいる人として合ってる」と称賛した。

タイトルにちなんでハネムーンで行きたいところは「ラスベガスに行きたいと思いましたね」という伊野尾は「ラスベガスに行ってハワイ」と本作にちなんだコースを想像した。さらに結婚については「いつかは結婚したいと思いはありますけど、ファンの方々の想いがあるので、ファンの方をもう少し幸せにできたらいいなと思っています」と語った。

また、新年度を迎えたことで「新しいことにチャレンジするのは勇気がいること。年齢を重ねると新しいことが減って、チャレンジすることから逃げることを覚えてしまう。4月から新しい環境になってチャレンジできるのは今しかない環境だと思うので」とエールを送り、伊野尾自身も今回ミュージカルに初挑戦することで「日々新しい刺激をもらえる環境に身を置けたのはラッキー」という。最後に伊野尾は「僕にとって初めてのミュージカルを皆さんに届けるのがドキドキですけど、見に来てくださった方々が楽しい1日になるようにスタッフ、キャスト一同精一杯がんばって公演を続けていけたら」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』

脚本:アンドリュー・バーグマン
音楽:ジェイソン・ロバート・ブラウン
翻訳・訳詞:高橋知伽江
演出:小山ゆうな
音楽監督:清水恵介
振付・ステージング:TETSUHARU

出演:伊野尾慧、松田るか、岸祐二、上口耕平、小柳友、青野紗穂、霧矢大夢
佐々木誠、堀部佑介、福永悠二、堀江慎也、柴原直樹、中桐聖弥
天野朋子、鈴木昌実、三浦優水香、石井千賀、中嶋紗希
スウィング:横田剛基、ルイス魅麗セーラ

公式ホームページ: こちら
公式X: @honeymoon_msc

【東京公演】
期間:2024年4月9日(火)~4月29日(月・祝)
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【大阪公演】
期間:2024年5月6日(月・休)~5月19日(日)
会場:SkyシアターMBS
HONEYMOON IN VEGAS
is presented through special arrangement with Music Theatre International (MTI), New York, NY, USA.
All authorized performance materials are also supplied by MTI. www.mtishows.com