松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』の本予告映像、本ビジュアルが解禁された。

本作は、お茶の名産地である岡山県美作地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト・青江里香と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。監督・脚本を務めるのは美作市で育った大谷健太郎。ヒロイン・里香役には松下奈緒。ピアニストでもある自身のキャリアを投じて、演奏シーンではもちろん吹き替えなしでピアノの腕を披露している。里香と運命的な出逢いを果たす弟・真中渓哉役を杉野遥亮、その兄で里香のかつての恋人・真中淳也をflumpoolのボーカルで、俳優としても活躍し本作がスクリーンデビューとなる山村隆太が演じる。

今回解禁された本予告映像では、「私一生忘れない」「また来年も見たいな」「里香さんに残された時間はもうあとちょっとしかねぇんじゃ」など切ないセリフに隠された里香の“残された時間”についてが明らかになる。里香と渓哉の運命的な出会いのシーンや、淳也への想いを断ち切れない里香の様子も伺え、里香と兄弟のやるせない恋のトライアルアングルの展開にも期待が高まる。

さらに初解禁の劇中楽曲が2曲。松下が作曲したピアノ曲「風の奏」が初解禁。こちらも初解禁の映画の主題歌はflumpoolの「いきづく feat. Nao Matsushita」。flumpoolのギタリスト・阪井一生が制作し、山村と松下が歌唱。2人の歌声のハーモニーが美しい楽曲となっている。すでに30秒特報でお披露目済みの松下が手掛けたピアノ「小さな奇跡 ~Un petit miracle~」も印象的に使用されている。

松下は「喪失感や、心にぽっかり穴が空いてしまったようなイメージをこの曲から感じました。だからこそイメージとは逆の表現で、山村さんに寄り添う形で歌わせていただきました」と語ると、作詞の山村は「主題歌のタイトル「いきづく」は「生きることに気づく」という意味です。世間に流され生きてきた男が、もう忘れようとしていた人との再会することで気づいた胸の鼓動や、大切な人を想う深い慈しみを、ヒロインを演じる松下さんと一緒に歌えたらと思って書きました」と主題歌への思いを述べた。またミュージシャンでもある松下奈緒がこの映画のために「風の奏」と「小さな奇跡 ~Un petit miracle~」の2曲を書き下ろしている。映画では松下自らがその演奏をシーンの中で披露。「風の奏」は、その一部分を予告編で解禁している。

松下は 「言葉以上に伝わるものがあって欲しいと思いながら、岡山のロケーションで感じた想いで曲を紡いで行きました。できれば良い音響の映画館で映像と共に感じて頂けたら」と述べた。松下の演奏を観ることができる初の映画だけに、ピアニストとしての松下の魅力をたっぷりと作詰め込んだ作品となっている。

本予告映像

『風の奏の君へ』は2024年6月7日(金)より全国で公開
監督・脚本:大谷健太郎
出演:松下奈緒、杉野遥亮、山村隆太(flumpool)
 西山潤、泉川実穂、たける(東京ホテイソン)/池上季実子
配給:イオンエンターテイメント
©2024「風の奏の君へ」製作委員会